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今季ウエスタン・カンファレンス2位の54勝28敗を挙げたデンバー・ナゲッツは、2013年以来初となるプレーオフへ進出し、ウエスタン・カンファレンス・ファイナル進出まであと1勝に迫る快進撃を見せた。
ナゲッツは就任4シーズン目のマイケル・マローンHCとオールスターに初選出されたニコラ・ヨキッチを軸に、ジャマール・マレーやギャリー・ハリス、ポール・ミルサップといった役者を配し、流麗なオフェンスでリーグを沸かせたと言っていいだろう。
そのナゲッツの基盤を作り上げたのが、現在バスケットボール運営部門代表を務めるティム・コネリーだ。13年6月中旬に同副代表兼GMに就任したコネリーは、14年のドラフトでヨキッチ(2巡目全体41位)、16年のドラフトではマレー(1巡目7位)とフアン・エルナンゴメス(1巡目15位)、マリーク・ビーズリー(1巡目19位)、17年にはモンテ・モリス(2巡目全体51位)を指名。17年6月に現職へと昇格すると、同年夏にはフリーエージェント(FA)のベテラン、ミルサップを獲得した。
今季のナゲッツ躍進における陰の功労者コネリーは、最優秀エグゼクティブ賞の候補にも挙がっているという。
そんな中、バスケットボール運営部門代表の座が空いているワシントン・ウィザーズが、先日コネリーへ同職就任へのオファーをしたことが現地で話題になった。
メリーランド州ボルチモアで育ったコネリーは、1996年にインターンとしてウィザーズ入り。ビデオコーディネーターやスカウト、ディレクターを務めた後、10年にニューオーリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)のアシスタントGMへ就任。フロント職を学んだのはウィザーズだったことから、古巣に戻る可能性もあるとささやかれていた。
リーグの情報筋が『ESPN』へ伝えたところによると、コネリーは5月18日(現地時間17日)にメリーランド州でウィザーズの筆頭オーナー、テッド・レオンシスとミーティングしていたのだが、21日(同20日)にウィザーズのオファーを拒否したと同メディアが報道。
これにより、ナゲッツはコネリー体制の続行が決定。来季は昨年のドラフト1巡目14位で指名した208センチのフォワード、マイケル・ポーターJr.が加わる見込みとなっており、ますます楽しみなチームになると言っていい。
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