2019.04.30
4月24日(現地時間23日)、2勝2敗で並ぶデンバー・ナゲッツとサンアントニオ・スパーズによるファーストラウンド第5戦がナゲッツのホーム、ペプシ・センターで行われた。
第4戦に117-103と快勝した勢いそのままに、ナゲッツは序盤から流麗なオフェンスを展開。前半を終えて53-42と11点リードすると、第3クォーターに32-21とスパーズをさらに突き放し、最終スコア108-90で勝利。3勝1敗としたナゲッツが、シリーズ突破に王手をかけた。
ナゲッツのマイケル・マローンHCが「彼らのケミストリーはほとんど理想的。互いのことをケアしているだけでなく、大好きなんだ。彼らは一丸になってプレーしている。このチームがベストな状態の時はこうなるんだ」と試合後に明かしたように、7選手が2ケタ得点を挙げるバランスの良いオフェンスでスパーズを圧倒。
この試合でナゲッツは、ジャマール・マレーが23得点7アシスト2スティール、ニコラ・ヨキッチが16得点11リバウンド8アシスト2スティール1ブロック、ギャリー・ハリスが15得点、ポール・ミルサップが14得点6リバウンド、トーリー・クレッグが10リバウンドをマーク。ベンチからはウィル・バートンが17得点5リバウンド、マリーク・ビーズリーが11得点、モンテ・モリスが10得点3アシストと続いた。
オールラウンドな活躍でチームをけん引したヨキッチは「僕が思うに、このチームは成長を続けているんだと思う。オフェンスとディフェンスの両方で本当に情熱的にプレーしている。だからいくつかいいプレーが決まろうと、僕らはただ自分たちのフィーリングをもっと表現したいだけなのさ」と現在のチーム状況に自信をのぞかせた。
スパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCはヨキッチについて「すばらしいプレーヤーと対戦することは、いつだってチャレンジなんだ。彼はすべてのことをそつなくこなすことができるだけでなく、ハイレベルでやってのけてしまう。彼はすばらしいスキルと競争的な面を持ち、きわめて高いバスケットボールIQが備わった究極のチームプレーヤーだ」と口にし、相手チームの選手ながら最大級の賛辞を送っている。
2連敗したスパーズでは、ラマーカス・オルドリッジが17得点10リバウンド2スティール、デマー・デローザンが17得点、ヤコブ・ポートルが12得点7リバウンド4アシスト、デリック・ホワイトが12得点。第4戦でナゲッツに圧倒されたペイントエリアにおける得点では40-38と僅差で上回るも、1勝3敗で後がなくなった。
26日(同25日)にホームのAT&Tセンターで行われる第6戦で、スパーズは生き残りを懸けたマスト・ウィン・ゲームを戦うこととなる。
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