2019.04.19

伏兵デリック・ホワイトがキャリアハイの36得点! スパーズがナゲッツを振り切る

前半だけで26得点を荒稼ぎし、勝利の立て役者となったホワイト[写真]=Getty Images
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「敵意むき出しで」プレーしたホワイトが攻防両面で躍動し、スパーズが2勝目

 4月19日(現地時間18日)に行われたデンバー・ナゲッツ(1勝1敗)とサンアントニオ・スパーズ(1勝1敗)によるファーストラウンド第3戦。

 スパーズのホーム、AT&Tセンターに会場を移したこの試合は、スパーズのキャリア2年目デリック・ホワイトが先取点となるレイアップを放り込むと、前半だけで26得点の大暴れ。第3クォーターにはデマー・デローザンが19得点をたたき出すなどスパーズが優位に試合を進めて、最終スコア118-108でナゲッツを下した。

「僕はただ、敵意むき出しでプレーしていただけ。若い頃からずっと、僕はこのスタイルでやってきた。コートに出たら競い合って、楽しんでいるよ」と試合後に明かしたホワイトは、この試合でフィールドゴール21投中15本(うち3ポイントは4投中1本)、フリースロー6投中5本を決め切り、キャリアハイとなる36得点に5リバウンド5アシスト3スティール1ブロックの大活躍でスパーズにシリーズ2勝目をもたらす殊勲者に。

 これにはスパーズのグレッグ・ポポヴィッチHCも「彼は間違いなく注目に値する選手。ほかになんて言えばいいか、私には分からないね。(オフェンスとディフェンスの)両エンドですばらしいプレーをみせてくれた」とホワイトを絶賛。

積極果敢なドライブでナゲッツのディフェンス陣を切り裂いたホワイト[写真]=Getty Images

 スパーズではホワイトのほか、デローザンが25得点5アシスト3スティール、ラマーカス・オルドリッジが18得点11リバウンド5アシスト、ルディ・ゲイが11得点10リバウンド、ヤコブ・ポートルとブリン・フォーブズがそれぞれ10得点をマーク。

 敗れたナゲッツではニコラ・ヨキッチが22得点8リバウンド7アシスト、マリーク・ビーズリーが20得点9リバウンドを挙げたほか、4選手が2ケタ得点を記録するも敗北。第2戦の第4クォーターだけで21得点を奪い、大逆転の立て役者となったジャマール・マレーはわずか6得点に終わった。

「彼らはペイント内へうまくアタックしている。僕らのペイントエリアで生き生きしていた。これはガードの選手たちだけでなく、僕らビッグマンにも責任がある。僕たち全員が規律を守って、もっともっとフォーカスしていかないと」とヨキッチが口にしたように、この試合でナゲッツはペイント内の得点で42-62と圧倒されてしまった。

 21日(同20日)に行われる第4戦では、ペイント内のディフェンスに加え、このシリーズのラッキーボーイとなりつつあるホワイトへの対策も、ナゲッツ勝利には不可欠な要素となるだろう。

ペイントエリアを荒らされてしまったナゲッツ。第4戦でリベンジなるか?[写真]=Getty Images

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