2019.10.03

チーム再建のサンダー、アダムズのトレードを模索か?

スクリーンアウトをするアダムズ。彼の質の高いプレーの数々はまるでお手本だ[写真]=Getty Images
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ジョージ、ウェストブルックに続き、アダムズもトレードか?

 今オフシーズン、ポール・ジョージがトレードでロサンゼルス・クリッパーズへ、長年チームのフランチャイズプレーヤーだったラッセル・ウェストブルックもトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍し、再建期に突入したオクラホマシティ・サンダー。ロケッツとのトレードでベテランのクリス・ポールが加入したが、当初トレードされるのではないかと噂されていた。

 しかし、ここにきて新たな噂が浮上した。現地メディアの『Yahoo! Sports』によると、サンダーはセンターのスティーブン・アダムズのトレード先を模索しているという。契約年数残り2年で、ディフェンスとリバウンドに定評があるアダムズだが、サンダー側は将来のドラフト指名権と若い選手を見返りとして望んでいるようだ。

 一方、リーグのとあるエグゼクティブは、アダムズの2年5300万ドル(約57億円)という金額が高すぎると述べており、他球団が積極的にトレードを試みることは難しいという見解を持っている。また、他のチームはすでにセンターの選手がある程度そろっていること、サイズのある選手だけでなく、スモールラインナップを展開できるロースターであることも理由であるという。

 アダムズは献身的なバスケットスタイルの持ち主で、丁寧なスクリーンと信頼性の高いペリメーターディフェンス、力強いオフェンスリバウンドなどが特徴的だ。その能力を鑑みれば、彼を求めるチームは現れるはずだが、前述したようにサラリーが高額であることは、トレードにおいて大きなブレーキとなってしまう。

 果たして今季の間に、アダムズは新たなチームへ移籍することになるのだろうか。

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