2019.11.12

マブスをけん引するポルジンギスとドンチッチ、リーグ関係者たちが絶賛

ポルジンギス(左)とドンチッチ(右)のコンビネーションはさらに完成度を高めていくだろう[写真]=Getty Images
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絶大なポテンシャルを感じさせるポルジンギスとドンチッチ

 今シーズンはクリスタプス・ポルジンギスがトレードで加入したことで、昨季のルーキーオブザイヤー受賞者のルカ・ドンチッチとのコンビネーションが期待されているダラス・マーベリックス。開幕からのスタートは、11月12日(現地時間11日)の時点で6勝4敗という成績を記録している。

 221センチから放たれる3ポイントシュートやフェイダウェイジャンパーを武器にするポルジンギスは“ユニコーン”と呼ばれ、ステップバックやフットワーク、シュートフェイクなど巧みなプレーで相手を翻弄するドンチッチには“マジシャン”という異名が与えられており、ヨーロッパコンビの存在感と将来性は計り知れない。

 現地メディアの『Dallas Times-Herald』のドウェイン・プライス記者によれば、マブスのオーナーであるマーク・キューバン氏が、「彼は正真正銘のスーパースターだ! 彼は長い間プレーができず、まだ本来の状態ではない。これから彼がどうなっていくか想像できるかい?」と、ニューヨーク・ニックス在籍時の2017-18シーズンに左ひざ前十字靭帯断裂の大ケガを負い、翌シーズンの全休を経て、今季は平均20.1得点8.3リバウンド2.6ブロックの成績を残すポルジンギスを高く評価したという。

 また『Dallas Morning News』のブラッド・タウンゼンド記者によれば、ボストン・セルティックスのブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)がドンチッチについて、「ピック&ロールを扱う選手として、今まで私が見てきた中で最も素晴らしい若手だ」と絶賛。今季で2年目となる20歳は平均27.7得点10.8リバウンド9.1アシストの数字をたたき出している。

 昨シーズンは21年のキャリアをマブス一筋に捧げたダーク・ノビツキーが現役を引退し、球団には新時代を感じさせる未来のフランチャイズプレーヤーが必要だった。レジェンドが第一線から退くと、彼からバトンを受け取ったかのようにポルジンギスとドンチッチは現れた。若きスターの2人を中心に好成績を残すマブスの今後の活躍ぶりに目が離せない。

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