2020.03.14
昨シーズンはデトロイト・ピストンズのエースとして、チームを率いていたブレイク・グリフィン。ミルウォーキー・バックスとのプレーオフ1回戦の第3戦と第4戦は左ひざの痛みを押して出場し、その勇姿にスタンディングオベーションが送られた。
今季はその半月板の損傷の影響で開幕から最初の10試合を欠場してから復帰を遂げたが、ここまで平均16.4得点4.6リバウンド3.3アシスト、フィールドゴール36.7パーセントと3ポイントシュート27.4パーセントと昨季より成績が大幅に落ちてしまっている。
ピストンズも12月17日(現地時間16日)の時点で11勝16敗とイースタン・カンファレンスの10位でプレーオフ圏外であり、『The Athletic』ではこのピストンズの苦しい現状における今後の彼らのグリフィンの処遇について、以下のように掲載されていた。
現在グリフィンが締結している“スーパーマックス契約”は、今季を含めてプレーヤーオプション付きの2021-22シーズンまで残り3年残っており、その額はそれぞれ約37億5000万円、約40億1000万円、約42億7000万円だ。ピストンズはこの契約をこのまま継続させる意思があるならば、彼をトレードする可能性は低いが、再建を検討するならばこの大きな契約を動かす必要がある。
リーグのとある情報筋によれば、グリフィンのケガによる今季開幕の出遅れ、重い契約内容、30歳という年齢を考慮した際、彼のトレード価値は下落しているという。だが現状プレーオフ圏外でもあり、絶望的な状況のピストンズが彼のトレードに本格的に動きだしたとしても、何ら驚くべきではないという見解があるようだ。
グリフィンは近年シューティングやスキルを磨き上げてプレーのバリエーションを広げると、昨季はキャリアハイ50得点を達成するなど改めてエース級の選手であることを証明した。だがケガに苦しみ、また契約が大きいことが不利に働き、難しい状況に立たされている。願わくばコンディションを取り戻し、本来の力を発揮してピストンズを勝利に導いてもらいたい。
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