2020.02.26
1月12日(現地時間11日)終了時点で、フィラデルフィア・セブンティシクサーズはイースタン・カンファレンス5位の25勝15敗。
オールスタービッグマンのジョエル・エンビードが左手薬指の外側側副靭帯断裂の修復手術を受けたことにより、戦線離脱を余儀なくされる中、シクサーズはベン・シモンズ、ジョシュ・リチャードソン、トバイアス・ハリス、アル・ホーフォードに“ストレッチ4”のマイク・スコットをスターターに加えてここまで1勝1敗としている。
そんな中、シクサーズは3ポイント成功率こそ35.9パーセントでリーグ13位と中位ながら、試投数は平均30.1本でリーグ25位、成功数でも平均10.8本でリーグ23位と苦しんでおり、2月7日(同6日)のトレードデッドラインまでにシューター獲得を狙っているという。
12日(同11日)に地元メディア『The Philadelphia Inquirer』へ掲載された記事によると、シクサーズはデトロイト・ピストンズのルーク・ケナードとラングストン・ギャロウェイ、昨年12月にユタ・ジャズから解雇されたジェフ・グリーンの獲得に興味を示しているようだ。
キャリア3年目のケナードは、今季自己最高となる平均15.8得点3.5リバウンド4.1アシストを記録しているシューティングガード。12月下旬から膝の痛みのため欠場を続けているものの、今季の3ポイント成功率は39.9パーセントで、平均2.6本沈めており、高精度を誇る。
ギャロウェイはキャリア6年目のコンボガード。ピストンズ在籍3シーズン目となった今季は、平均10.5得点2.1リバウンド1.5アシストに加えて、3ポイント成功率39.6パーセントを記録。フィールドゴールの半分以上を3ポイントが占めており、平均2.1本沈めている。
ケナードは来季の契約がチームオプションで、ギャロウェイは今季終了後に制限なしフリーエージェント(FA)となる。もっとも、特にケナードはピストンズで主軸を務める選手のため、ピストンズ側がそう簡単にトレードの話に応じるかは微妙だ。
ベテランフォワードのグリーンは、ジャズを解雇された後、シクサーズが12月下旬にマイアミに滞在した際、すでにワークアウトを行ったと同メディアが報じている。キャリア12年目のグリーンは、今季ジャズで30試合に出場して平均18.4分7.8得点2.7リバウンドを残している。
また、同メディアはシクサーズがトレードで獲得を狙う候補として、昨季途中までシクサーズに在籍していたロバート・コビントン(ミネソタ・ティンバーウルブズ)や、ダービス・ベルターンス(ワシントン・ウィザーズ)、マリーク・ビーズリー(デンバー・ナゲッツ)、イートワン・モア(ニューオーリンズ・ペリカンズ)、アンドレ・イグダーラ(メンフィス・グリズリーズ)を挙げている。
はたして、シクサーズは希望するウイングポジションのシューターを獲得できるのか。今後の展開が気になるところだ。
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