2020.04.10
3月11日(現地時間10日)、ワシントン・ウィザーズはホームでニューヨーク・ニックスと対戦し、122-115で勝利した。前半はニックスに54-70と大きくリードを許す展開となったが、この試合で40得点を記録したブラッドリー・ビールが、バスケットカウントや3ポイントシュートなど、得点でウィザーズをけん引。エースの驚異的なパフォーマンスで勢いづいたウィザーズが、見事に逆転勝利を収めた。
9日(同8日)のマイアミ・ヒート戦で今季2度目の無得点に終わった八村塁は、この試合でもスターターとして出場した。ゲーム開始後の最初のポゼッションで、ウィザーズのビールが左サイドでトーマス・ブライアントをピック。ブライアントがボールを受け取ってロールをし、インサイドにディフェンス3人を引きつけると、フリーでゴール下へ飛び込んだ八村へパスが渡り、ダンクを決めた。
八村は見事なセットプレーで最初のシュートを成功させると、今度はシャバズ・ネイピアーの3ポイントシュートをアシスト。さらにその直後のディフェンスでは、エルフリッド・ペイトンのレイアップをブロックし、攻守で存在感を発揮。またディフェンスリバウンドからそのままボールをコントロールし、ドライブを仕掛けてディフェンスのマークを引き寄せると、インサイドのブライアントへアシストをしてフィニッシュへつなげた。
その後もターンアラウンドからタフショットを沈め、トランジションで味方からパスを受け取るとダンクを決めた八村。比較的ボールタッチの回数が多かった中で、前半のみで10得点を達成した。後半もニックスのフォワードであるジュリアス・ランドルにフィジカルで負けずにダンクを叩き込み、最終的に約29分の出場時間で、12得点7リバウンド2アシスト2ブロックを記録した。
『The Athletic』のフレッド・カッツ記者によれば、この試合の前日練習のあとに、ウィザーズのビールは八村にアドバイスを送っていたという。「初めて彼は自分のルーキーイヤーについて質問してきたんだ。僕はリラックスして楽しめと彼に伝えたよ」と、ビールはコメントしている。また『Washington Post』のキャンディス・バックナー記者によると、ウィザーズのスコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が、「ゲームを重ねるごとに競技に打ち込み、成長し、向上していくことで、塁はよくなっていくだろう」と言葉を残したそうだ。
次回ウィザーズは14日(同13日)にアウェイで強豪ボストン・セルティックスと対戦する。
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