2020.06.12

今季終了後の去就が注目されるトリスタン・トンプソン…キャブズとの再契約の可能性は?

2016年のキャブスの悲願の優勝に貢献したトンプソン[写真]=Getty Images
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キャブス残留か移籍か、注目されるトンプソン

 2011-12シーズンからクリーブランド・キャバリアーズでプレーし、2016年NBAファイナルでは悲願の優勝を経験したトリスタン・トンプソン。キャブス一筋で活躍して今季でキャリア9年目を迎えているが、今季終了後に契約が満了して制限なしフリーエージェントになるために、今後の去就が注目される。

 今シーズンのトンプソンは出場した57試合中51試合でスターターを務め、平均30.2分の出場時間で12.0得点10.1リバウンド2.1アシストを記録。平均得点とアシストはキャリアハイであり、リバウンドもキャリアで2番目の成績となる。まだ29歳という年齢を考慮すると、彼の力を必要とするほかのチームが現れておかしくない。しかし現地でキャブスの番記者を務めるクリス・フョードル記者は、トンプソンのキャブスでの時間はまだ終わっていないという見解を示している。

 現在NBAはシーズン再開に向けて前進しており、そのプランでは22チームが参戦する予定。しかしキャブスはその構想から外れており、事実上キャブズの試合、すなわちトンプソンのキャブスの一員としての試合は終わりを迎えていることになる。だがフョードル記者はまだ彼がキャブズの選手として帰ってくるチャンスがあると信じているようだ。『Wine and Gold Talk Podcast』に出演したフョードル記者は、「トリスタンがもたらしてくれる価値を、キャブスは認めていると感じる。また彼はキャブズの球団史において偉大な選手の1人であり、将来的な永久欠番や、今後も球団で歴史を作ることは、彼にとっても意味のあることだろう」とコメントしている。

 長年キャブスに在籍し、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)やレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)といったスーパースターが移籍したあともチームを支えてきたトンプソン。コリン・セクストンダリアス・ガーランドといった若手を中心に再建を目指すキャブスにとっても、彼の存在は大きいはずだ。果たしてトンプソンは再契約となるのか、移籍となるのか、今後も注目していきたい。

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