2020.09.02

過去にSNSで大炎上したケビン・デュラントが再びTwitterの裏アカを開設

コート外でも話題に欠かないデュラント[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ケガや新型コロナウイルスの影響で、今季全休となったケビン・デュラント。ブルックリン・ネッツでのデビューは来季へ持ち越しとなったが、カイリー・アービングとのデュオはリーグ屈指の破壊力で、FAとなるジョー・ハリスと再契約を締結することができれば、ネッツは一躍、優勝候補に名乗りを挙げることとなる。

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Tough exit tonight, Brooklyn. Just know it’s never too early to start thinking about next season.

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 デュラントは、オクラホマシティ・サンダーを退団後、ヒール(悪役)的な立ち位置が拭えず、むしろ“型にハマってきた”という表現が正しいのかもしれない。何か小さな粗相がある度にファンの標的にされ、数年前には「SNSの裏アカウント問題」で大炎上を経験した。

 KDはサンダー退団後、Twitter上で球団やビリー・ドノバンHCを批判。自身のオフィシャルアカウントでの発言にもかからわらず、自分を「He」と三人称で表したことをきっかけに「アカウントを切り替え忘れたのでは?」という疑惑が浮上し、そこか「デュラントが裏アカウントを所持している」と、NBAファンの間では大きな話題となった。そして、スター選手の失態は瞬く間に拡散され、デュラントは後に「幼稚で愚かな行動だった」と謝罪し、2日寝れないほど大きな後悔をしたという。

 この一件でSNSには懲り懲りかと思いきや、デュラントは新たなTwitterの裏アカウント所持を公言した。『Barstool Sports』のPodcast番組“Big Cat”に出演したKDは、裏アカウントの所持を全く恥じていない様子で、その利用方法についても明かしている。

「最初は少し恥ずかしかったけど、しばらくするとそんなことは思わなくなった。あれは、ただのソーシャルメディアだ」

「ファンが僕の裏アカウントに対して攻撃してくる場合、彼らは僕がそこでトラッシュトークをしているとしか思っていない。でも、僕はそのアカウントを介して、本当にいろいろなコミュニティ(に属すること)を楽しんでいる」

「僕は、ファンたちの圧力で自分が楽しんでいたもの、つまり裏アカウントを削除せざるをえなかった。だから、別のアカウントを開設した。そこでは、友人と話し、自分がしたいことをしているんだ」

 殿堂入りが確実視される稀代のスコアラーも、1人の人間である。発言する度に言葉を選び、言いたいことを我慢してグッと飲み込む機会も少なくないだろう。リフレッシュするためには、スーパースターであることを忘れ、普通の人間として生活する時間も必要なのだ。

 しかし、投稿をする場合は必ず、ダブルチェックを怠らないべきだろう。

文=Meiji

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