2020.11.11

60年以上に渡ってセルティックスに貢献してきたレジェンド、トム・ハインソンが逝去

セルティックスのレジェンド、ハインソンが他界[写真]=Getty Images
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 11月11日(現地時間10日)。ボストン・セルティックスはレジェンドのトム・ハインソンが86歳で逝去したことを発表した。

「とてつもなく大きな損失です。トミーは究極のセルティックでした。過去18年間というもの、我々オーナーシップグループにとって、トミーのアドバイスは非常に大きなものであり、彼はレッド・アワーバック、ビル・ラッセルと共にセルティックスが王朝をどのように築いてきたかを楽しく話してくれました。彼のことを一生忘れることはありません」。

 セルティックスのオーナー陣がリリースの中でそうコメントしたハインソンは、セルティックス一筋9シーズンをプレー。1957年に新人王を獲得したほか、オールスターに6度、オールNBAチームに4度選ばれ、8度のチャンピオンに輝いたフォワード。

 キャリア平均18.6得点8.8リバウンド2.0アシストを残し、ヘッドコーチ(HC)としても約9シーズン指揮を執り、2度の優勝を経験。さらに86年に選手として、2015年にはコーチとしてバスケットボール殿堂入り。

 その後、放送局で解説などを務めたハインソンは、計60年以上に渡ってセルティックスの一員として過ごし、計17度の優勝すべてに関わってきた。

 セルティックスはリリースの中で「トミー・ハインソンなしでボストン・セルティックスを思い浮かべることは非常につらいことです。彼はセルティックスにおいてすべての優勝に関わってきた唯一の人物であり、桁外れで唯一無二のレガシーを残してきました」とレジェンドの死について重い口を開いた。

 ハインソンと同期入団し、数多くの優勝を勝ち取ってきたラッセルは「私たちはルーキーとして共に入団し、生涯における友人でした。本物の友人というのは、人生の中で決して多くはありません。私は今日、そのうちの1人を失いました。RIPハイニー」とツイッターへ投稿している。

 セルティックスの優勝すべてに関わり、選手、コーチ、解説と、多方面に渡って大きく貢献してきたハインソン。彼の家族ならびにセルティックスへ、お悔やみ申し上げます。

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