2020.11.23

バトラーがウェイドと生涯契約を結ぶ中国ブランド「リーニン」とのシューズ契約を締結

中心選手としてヒートをNBAファイナルまで導いたバトラー[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 2019-20シーズンのNBAで台風の目となったマイアミ・ヒートのリーダー、ジミー・バトラーは、今季のオフで最もその動向に注目が集まるスニーカーフリーエージェントの1人だった。

『ESPN』のニック・デパウラは、開幕まで約1カ月に迫ったこのタイミングで、マイアミの背番号22がスニーカーシーンで勢力を拡大する中国ブランド「リーニン」と契約を締結したと発表。契約期間は複数年単位のものとなり、今後バトラーは「リーニン」の新たな顔として、ブランドのさらなる知名度向上を担うことになるようだ。

「リーニン」は、中国を代表する体操選手の1人、李寧が1990年に創業した中国No.1のスポーツブランドである。数ある競技のなかでもバスケットボールにはとりわけ力を注ぎ、2008年の北京オリンピックではスペインのバスケットボールチームおよびアルゼンチン、スウェーデンのオリンピックチームをスポンサード。また、ヒートのレジェンドであるドウェイン・ウェイドは、2018年に同ブランドと生涯契約を結んでおり、オリジナルライン“Way of Wade”を展開している。

 現役選手では、バトラーの同僚であるユドニス・ハスレム(ヒート)のほか、ディアンジェロ・ラッセル(ミネソタ・ティンバーウルブス)、CJ・マッカラム(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、フレッド・バンブリート(トロント・ラプターズ)、ルーキーのRJ・ハンプトン(デンバー・ナゲッツ)らが契約。また、 引退選手ではシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズ)やバロン・デイビス(元シャーロット・ホーネッツ)も着用経歴を持つ。

 日本では未だ競技用シューズとして広く普及していないものの、「リーニン」はその優れたファッション性が評価され、スニーカーセレクトショップのアトモスではライフスタイルシューズが豊富に取り扱われている。

 果たして、来季のバトラーは「リーニン」の既存モデルを履くのか、それとも専用のシグネチャーが用意されるのか。開幕では、同選手の足元にも注目してみてはいかがだろうか。

文=Meiji

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