2020.12.17

ウィザーズの今季スターター最終スポットは新人デニ・アブディヤが筆頭候補か?

先発候補に浮上しているアブディヤ(右)[写真]=Getty Images
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 3年ぶりのプレーオフ進出を目指すワシントン・ウィザーズは、現時点でスターターの4枠がほぼ確定しており、スモールフォワード(SF/3番)の座を複数の選手たちが争っている。

 ポイントガードにラッセル・ウェストブルック、シューティングガードにブラッドリー・ビール、パワーフォワードに八村塁、センターにトーマス・ブライアントが名を連ねるウィザーズのスターター最後のスポットの候補として、先日スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)が挙げたのは、トロイ・ブラウンJr.にイサック・ボンガ、ダービス・ベルターンズ、新人のデニ・アブディヤ、ジェローム・ロビンソンの5選手。

 もっとも、シーズン全体を見据えて「3番は(シーズンを通して)固定されないかもしれないね。チーム状況、選手の状態、それにセカンドユニットの構成にも関係するからね。とにかくチームにとって240分(レギュレーション48分間×コートに立つ5人)でベストなメンバーを組んでいきたい」と指揮官は話していた。

 ウィザーズは12月14日(現地時間13日、日付は以下同)にブルックリン・ネッツとのプレシーズン初戦に臨み、114-119で敗戦。今後は18日と20日にホームのキャピタル・ワン・アリーナでデトロイト・ピストンズとのプレシーズン2試合を戦い、24日にフィラデルフィア・セブンティシクサーズとのレギュラーシーズン開幕戦に臨む。

 18日のピストンズ戦を前に、ブルックスHCはビールが短時間の出場見込みで、ウェストブルックについては「出場する可能性あり」と言及。そして目の炎症のため2日連続で練習不参加の八村については、当日の状態次第で決めることになるという。

 そんな中、『The Athletic』でウィザーズの番記者を務めるフレッド・キャッツはアブディヤが先発SFとして開幕を迎えることについて「チャンスはすごくある」と指揮官が語っていたと報道。イスラエル出身のルーキーはネッツとの試合でも先発を務めており、3ポイント3本を含むフィールドゴール成功率100.0パーセント(6/6)で15得点に4リバウンド2アシストをマーク。

 依然として3番ポジションの先発の座はオープンな状態と付け加えていたものの、プレシーズン初戦で光るプレーを見せたアブディヤがスターターとしてNBAデビューを飾る可能性はあると言っていいだろう。

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