2020.12.20

バブルで優勝を果たしたレイカーズのオーナーが選手たちを称賛「多くの犠牲を払って仕事をやり遂げた」

レイカーズのオーナーとして優勝を経験し、スピーチをするジニー[写真]=Getty Images
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バブルでの優勝を達成した選手たちを称えるバス氏

 2019-20シーズン、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響により、オーランドの隔離環境である“バブル”にてシーズン第二幕は開催された。一つの会場に大規模に選手や球団のフロント、メディアや医療スタッフなどを集結させたことは異例であり、友人や家族に会えない環境に長期にわたって滞在し続けたことは、多くの関係者にとって心理的な負担を感じたことだろう。

 しかしそういった難しい環境においても選手たちは素晴らしいパフォーマンスを披露し、数え切れないほどのハイライトプレーを残してくれた。またスタッフたちの尽力によって、クラスターなどが発生することなく無事にシーズンは終了した。こういったなかで見事にチャンピオンシップに輝いたのはロサンゼルス・レイカーズであるが、チームのオーナーであるジーニー・バス氏は優勝を成し遂げた選手たちのバブル内での戦いぶりを以下のように称賛している。『Sportsnet』が報じている。

「90日間も閉鎖された空間に閉じ込められてしまえば、精神的に疲弊してしまうもの。それに毎日を刺激する要素がなく、友人にも会えず自宅にいることもできない。愛犬とも会えないといった環境で、競争心を維持することがどれだけ大きな挑戦であったことか。選手たちは多くの犠牲を払って、仕事をやり遂げた。だからこそこの優勝は特別なものだと思う」

 長いNBAの歴史においても、昨季のようなシーズンは極めて異例だった。それは言わば自分自身との戦いであり、精神と肉体をすり減らしていく中でも、心身ともに健康に戦えるように自分自身をマネジメントしていく必要があったことだろう。バス氏が述べたように、多くの犠牲を払いながらも闘争心を駆り立てていたレイカーズは、まさにその称賛に値するチームだったことだろう。

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