2021.03.03
12月24日(現地時間23日)。メンフィス・グリズリーズが誇る昨季の新人王ジャ・モラントは、サンアントニオ・スパーズ相手にフィールドゴール27投中18本(うち3ポイントは2投中1本)、フリースロー8投中7本を沈め、キャリアハイの44得点に9アシスト2スティールと大暴れ。
モラントは独特のタイミングでペイントエリアへと侵入し、スパーズのディフェンダーを相手にフローターやレイアップ、ダンクをお見舞い。モラント以外の4選手が3ポイントライン付近に配置し、エースへドライブするスペースを作り出してプルアップジャンパーを決めるなど得点を量産。第4クォーター終盤にはレイアップ気味にボールをボードへぶつけて、自ら受け取ってボースハンドダンクをたたき込む超絶プレーも。
キャリア2年目の選手がシーズン初戦で記録した得点としては、エルジン・ベイラー(元ロサンゼルス・レイカーズ)が1959年に残した52得点に次ぐ史上2番目のハイスコアとなった。
もっとも、モラントが試合後に「僕はハッピーってわけじゃない。だって僕らは勝利を逃してしまったんだ。だからこの試合から学んで、次に向けて備えていきたい」と話したように、試合はスパーズが131-119でグリズリーズを撃破。
昨季プレーオフ連続出場記録がリーグ歴代最多タイの22年で途切れたスパーズは、スターターにデジャンテ・マレー、ロニー・ウォーカー4世、ケルドン・ジョンソン、デマー・デローザンにラマーカス・オルドリッジを起用。
シーディングゲーム(順位決定戦)で講じた4ガードと1ビッグマンという“バブル仕様”で臨み、勝利を収めたことで、グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)は「このチームの選手たち、若手たちはハードにやり合った。最初の試合で一丸となってプレーしてくれたよ」と称賛した。
この日のスパーズは、デローザンが28得点9リバウンド9アシスト、マレーが21得点6リバウンド9アシスト2スティール、オルドリッジが20得点、ウォーカー4世とジョンソンがそれぞれ16得点をあげたほか、パティ・ミルスが13得点、ルディ・ゲイが10得点7リバウンド3ブロックと奮起。
一方のグリズリーズではモラントのほか、ディロン・ブルックスが16得点6アシスト、ヨナス・バランチュナスが15得点13リバウンド、ブランドン・クラークが10得点を残すも勝利には届かなかった。
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