2021.04.12
キャリア2年目でオールスターのリザーブ入りを飾ったザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)の勢いが止まらない。
3月27日(現地時間26日、日付は以下同)のデンバー・ナゲッツ戦では敗れたとはいえ、キャリアハイの39得点に10リバウンド5アシスト2ブロックと大暴れ。翌28日のダラス・マーベリックス戦ではゲームハイの38得点に5リバウンド6アシストの大活躍。112-103で勝利する殊勲者となった。
敗れたマブスのリック・カーライルHC(ヘッドコーチ)は、201センチ128キロのザイオンの比較対象として、シャックことシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか/216センチ147キロ)というリーグ史上最高級の支配的なビッグマンの名を挙げて「彼は衝突を作り出してしまうんだ。ポイントガードのスキルセットが備わった、シャキール・オニールのようにものすごい選手」と評していた。
ザイオンはその恐ろしいまでのフィジカルの強さと超人的な身体能力を武器にペイントアタックを繰り出して高確率にショットを決め切るだけでなく、プレーメイクもこなしており、まさにアンストッパブルとなっている。
シャックに次いでNBA史上2位の23試合連続で20得点以上をたたき出している20歳の巨漢は、今季ここまで平均26.3得点7.0リバウンド3.5アシストにフィールドゴール62.8パーセントという驚異的な数字を残している。
「それについてはあまり考えすぎないようにしている。でも義父が僕のことをポイントガードになれるように、ゲームの進行役を務められるように鍛えてくれたんだ。(シャックと共に)そういったカテゴリーに入ることができて光栄だよ。だけど僕が今フォーカスしているのはこのチームの勝利を手助けすること」とザイオンは言う。
また、ザイオンはプレーメイカーとして「正直な話、僕は流れを読み取ろうとしていたんだ。ドライブするレーンがあれば僕は突き進んでいた。でも僕は自分のアドバンテージを活かしてパスをしている。自分の周りにはすばらしいシューターたちがいるからね。自分がパスを出して、彼らがそれを決め切ってくれたのさ」と勝利を喜んだ。
ペリカンズはウェスタン・カンファレンス12位の20勝25敗。昨季逃したプレーオフ進出を果たすべく、ザイオンは今後もペリカンズを勝利へと導くために粉骨砕身することだろう。
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