2021.05.17

ポストシーズンに挑む八村や若手へウェストブルック「自分らしさを出すこと」

レギュラーシーズン最終戦で16得点6リバウンドを記録した八村[写真]=Getty Images
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「とにかく楽しみながらプレーすることが大事だ」

 5月17日(現地時間16日)、シャーロット・ホーネッツとのレギュラーシーズン最終戦を迎えたワシントン・ウィザーズ。第3クォーターに2ケタリードを奪われたものの、最終クォーターでは反撃に転じて逆転勝利。115-110と見事に接戦を制して、イースタン・カンファレンスの8位を獲得した。

 ブラッドリー・ビールが25得点、ラッセル・ウェストブルックもトリプルダブルを記録したが、八村塁もこの試合では正確なジャンプシュートを武器に勝利に貢献。あらゆる角度からミドルレンジジャンパーや2本の3ポイントシュートを沈めていき、16得点を含む6リバウンド1スティールをマークした。

 こうしてレギュラーシーズンを戦い抜いた八村は、NBAキャリア2年目で56試合に出場し、平均13.8得点5.5リバウンド1.5アシストを記録。ここからはキャリア初のプレーオフ進出をかけて、東の7位であるボストン・セルティックスとプレーイン・トーナメントで対決することになる。

 大舞台での戦いが迫りつつあるなか、ホーネッツ戦後にウェストブルックはある質問を受けた。それは「初のNBAポストシーズンを経験することになる八村や若手選手にはなんとアドバイスしますか」というもの。ウェストブルックは最初に「自分らしさを出すことだ」と即答したのち、以下のように続けた。

「塁は優秀な選手だ。2年目のシーズンですごい活躍をみせた。だけど完璧なプレーなんて誰にもできないし、それが現実だ。若手選手は自分自身にプレッシャーをかけ過ぎることがある。それは必要のないプレッシャーだ。試合はシュートミスかシュートメークで決まるかもしれないが、とにかく楽しみながらプレーすることが大事だ」

 今季トレードでウィザーズへと移籍したウェストブルックは、八村にとって極めて重要な存在となっている。コート内外関係なくコミュニケーションをよく取るという2人は師弟関係を築き上げており、八村はメンターのウェストブルックから直接手ほどきを受けている。その影響もあってかここまで飛躍的な成長をみせてきた八村には、ポストシーズンでもさらなる活躍に期待したい。

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