2021.06.18

スリーキングスの一角、ボッシュが考えるレブロンの“賞味期限”はあと何年?

ボッシュが盟友であるレブロンについて私論を展開した[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 11度のNBAオールスター出場を誇るクリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)は、現代バスケットボールにおけるパワーフォワードの理想像を築きあげた名手である。肺血栓により早期引退を余儀なくされたものの、その活躍と功績は多くの人々の脳裏に色濃く記憶されていることだろう。

 ボッシュのハイライトと言えば、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)とともに、ヒートで“スリーキングス”を形成したこと。豊作だった2003年のドラフト同期である彼らは、現在のブルックリン・ネッツのように周囲から畏怖され、2010-11シーズン以降4年連続でNBAファイナル出場。そのうち、2011-12シーズンと2012-13シーズンには連覇を達成し、同年代のNBAを象徴する球団として確固たる地位を築き上げた。

レブロンの今後について、盟友の見解は?

ヒートで一時代を築いたレブロン、ウェイド、ボッシュ[写真]=Getty Images


 最近、「FOX Sports」の『FIRST THINGS FIRST』に出演したボッシュは、かつての盟友を今なお見守っていることを明かし、番組内ではレブロンやレイカーズについての質問が飛び交った。

 今季、キャリアで初めてプレーオフ1回戦敗退の苦汁をなめたレブロン。コメンテーターから「来年、キャリア19年目を迎えるレブロンはまだ勝利に飢えているか」というコメントに対し、ボッシュは以下のように返答している。

「飢えているだろうね。レブロンがキャリア初のファーストラウンド敗退を経験せずに、もし彼らがまだプレーオフを戦っていたら、こんな会話は生まれなかったはずだ。彼は競争本能に溢れ、負けることが大嫌いで、そのような環境にいるのを好まない男だ。ただ、彼は体をケアする習慣が身についているとはいえ、正直にいうと、ちょっとの休養が必要だと思う。休むことは間違いではないからね」

 また、「レブロンはキングまたはエリートプレーヤーでい続けられるのか」という問いに対して、ヒートの永久欠番はこのように私論を展開している。

「彼が望めば、そうあり続けるだろう。でも、そのためには、レイカーズは補強をしなければならない。レブロンの得点への負荷や貢献度を軽減することができれば、彼はより長く、現状を維持できるはずだ。非常に高いレベルという意味であれば、彼のプレー限界は恐らく2年、もしかすると1年かもしれない。レブロンはこれから未知の領域に足を踏み入れるわけだし、とてもエキサイティングなことになると思うよ」

 レブロンは今季、キャリア史上最も少ない45試合の出場に留まり、多くの試合を欠場。いかに入念なフィジカルケアを行なっているとはいえ、36歳の体に疲労やケガは応え、『Lakers Daily』はフェニックス・サンズと激突したプレーオフにおいて、レブロンの健康状態は85パーセントだったと報告している。

 一足先にオフに突入したレブロンは、映画『スペース・プレイヤーズ』のプロモーションを除き、今季のオフは休養に専念することを決めている。そして、来シーズンをカムバックの1年と位置付け、失った名誉を全力で奪い返しにくるはずだ。

 ボッシュの考えるレブロンの“賞味期限”は、残り1〜2年。2021-22シーズンは、今まで以上にレブロンの勇姿を目に焼き付ける必要がありそうだ。

文=Meiji

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