2021.06.30
6月20日(現地時間19日、日付は以下同)、ブルックリン・ネッツはホームでミルウォーキー・バックスとのプレーオフ イースタン・カンファレンス・セミファイナル第7戦に挑んだ。両者が激しく得点を奪いあうなか、ネッツのケビン・デュラントは前半からトップギアで得点を量産し、最終クォーターでは延長戦につながるジャンプショットを成功。しかしオーバータイムではバックスにわずかにリードを奪われ、111-115で敗戦した。
文字通り“死闘”といえる第7戦を惜しくも落とし、シリーズ敗退となったネッツ。しかし延長戦まで53分間フル出場し、48得点9リバウンド6アシストをマークしたデュラントは対戦相手のパフォーマンスをたたえている。「ミルウォーキー・バックスの戦いに向けての用意周到な姿勢や、このシリーズにおける競争意識、そしてアジャストしていく能力。そういったことすべてに敬意を表したい」と、試合後にコメントした。
ただ今季優勝を目指していただけに、デュラントはこの敗北に悔しさもにじませている。第4クォーターで同点となるクラッチジャンパーを放ったとき、3ポイントラインを踏んでいたが、「僕の大きな足がラインを踏んでしまっていた。あのショットで、あともう少しのところでこのシリーズを終わらせることができていた」と、言葉をつづっている。
今シーズン、アキレス腱断裂から復帰をしたデュラントだが、ブランクの影響を感じさせないような素晴らしいパフォーマンスを披露した。プレーオフでは12試合で平均34.3得点9.3リバウンド4.4アシスト1.5スティール1.6ブロックという数字をマーク。今季はファイナルで活躍する姿は見ることはできないが、21日に『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によると、デュラントは今夏日本で開催される『東京オリンピック2020』に参戦する見込みだという。今季の優勝という目標はかなわなかったものの、国際大会で金メダルを獲得するという大きな目標にすでに切り替えているのかもしれない。
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