2021.11.10
8月9日(現地時間8日、日付は以下同)に幕を開けたラスベガス サマーリーグ初戦で、ヒューストン・ロケッツのジェイレン・グリーンは23得点でデビュー。
ハムストリングを痛めたことで途中離脱したものの、今年のドラフトでロケッツから全体2位指名された19歳のガードは平均20.3得点4.3リバウンド2.0アシストにフィールドゴール成功率51.4パーセント、3ポイント成功率52.6パーセント(平均3.3本成功)と、上々のパフォーマンスを残した。
カリフォルニア州で生まれ育ったグリーンは、昨季大学へ進学せず、Gリーグのイグナイトで1シーズンをプレーし、チームトップの平均17.9得点に4.1リバウンド2.8アシスト1.5スティールを残しているのだが、昨季Gリーグは新型コロナウイルスの感染拡大を防止すべく、フロリダ州オーランドのバブル(隔離された地域)で開催された。
そこで生活していたグリーンは、17日に『Yahoo! Sports』へ掲載された記事の中で「僕は1位指名されたかった。でもあの場所がね。僕はデトロイトには行きたくなかったんだ」と発言。
今年のドラフト全体1位指名権をもっていたピストンズは、グリーンともワークアウトを行なったものの、オクラホマ・ステイト大学のケイド・カニングハムを指名。グリーンは1位指名されなかったことを悔やみつつ、「ヒューストンにいる方がずっと快適に感じるね。本当にここに住んでいるという環境なんだ。それがデトロイトだと、Gリーグのバブルのように思えてしまう。僕はあそこから抜け出したかった。心底そう思っていたんだ」と口にしていた。
デトロイトとオーランドは別の場所ではあるのだが、グリーンにとっては同じような居心地と感じるのだろう。そして今季ロケッツでルーキーシーズンを迎えるスコアラーは「僕は今年の(ドラフトの)ベストプレーヤーが自分だと感じている。1位指名されなかったからこそ、新人王を手にしたいんだ」とNBAキャリア1年目のゴールについて明かしていた。
サマーリーグを終えた時点で、グリーンはドラフト上位指名にふさわしい成績を残した。だがレギュラーシーズンは別物だけに、開幕時にはカニングハムが新人王の候補筆頭へ浮上しているかもしれない。
はたして、グリーンは有言実行できるのか。ロケッツで出場時間が多く得られることが予想されているルーキーの活躍に注目していきたい。
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