2021.08.19

2年ぶりのサマーリーグで輝きを放った選手は? 各種スタッツリーダーをピックアップ

サマーリーグで優秀な成績を残した選手たち[写真]=Getty Images
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 8月9日(現地時間8日、以下同)から18日にかけて、ネバダ州ラスベガスで開催されたNBAサマーリーグ。NBA全30チームが参加し、各チーム4~6試合という少ない試合数のなかで、若手選手を中心に数多くの選手がレギュラーシーズンに向けて猛アピールを行なった。

 はたして、2年ぶりに開催された“若手の登竜門”で数字に残る活躍をした選手は誰なのか。本稿では、サマーリーグにおいて主要スタッツでトップに立った選手たちをピックアップして紹介する。
※所属は8月19日時点、あるいはサマーリーグでの所属チーム、チーム名は略称

■平均得点1位(27.0得点):キャム・トーマス(ネッツ)


2位(26.0点):タイリース・マキシー(シクサーズ)
3位(24.0点):デズモンド・ベイン(グリズリーズ)
4位(22.8点):トレ・ジョーンズ(スパーズ)
5位(22.5点):ジェイレン・ノウェル(ウルブズ)

 平均得点でトップに立ったのは、サマーリーグのMVPにも選出されたブルックリン・ネッツの新人キャム・トーマスだった。トーマスは初戦のメンフィス・グリズリーズ戦で19得点を記録すると、2戦目で22得点、3戦目で31得点とスタッツを伸ばす。そして4戦目のサンアントニオ・スパーズ戦では、3ポイント成功率50パーセント(3/6)、フリースロー成功率100パーセント(11/11)を記録して、計36得点を挙げる活躍を見せた。

■平均リバウンド1位(12.5本):ジェイレン・スミス(サンズ)


2位(12.0本):ジョン・コンチャー(グリズリーズ)
2位(12.0本):ポール・リード(シクサーズ)
4位(10.8本):アリゼー・ジョンソン(ネッツ)
4位(10.8本):アルペラン・シェングン(ロケッツ)

 空中戦で存在感を放ったのは、今シーズンでNBA2年目を迎えるフェニックス・サンズのジェイレン・スミス。ルーキーイヤーの昨シーズンは、躍進するチームのなかで多くのプレータイムを勝ち取ることはできなかったが、今夏のサマーリーグでは4試合で計50本のリバウンドを奪取と存在感を発揮。オフェンスリバウンドも平均5本と全選手中トップタイの記録を残した。

■平均アシスト1位(8.5本):ペイトン・プリチャード(セルティックス)


2位(7.8本):イマニュエル・クイックリー(ニックス)
3位(7.3本):シャリーフ・クーパー(ホークス)
4位(7.2本):エマニュエル・ムディエイ(ブレイザーズ)
5位(7.0本):ヨルゴス・カレイツァキス(バックス)
5位(7.0本):ゼイビア・ティルマン(グリズリーズ)

 アシストではNBA2年目となるボストン・セルティックスのペイトン・プリチャードがトップに立った。ブリチャードはサマーリーグで4連勝を果たしたチームにおいて、オフェンスをけん引する活躍を披露。得点面でも平均16.8得点と好成績を残しており、特に2戦目のデンバー・ナゲッツ戦では21得点8リバウンド12アシストとトリプルダブルに迫る活躍で勝利に貢献した。

■平均ブロック1位(3.3本):ダニエル・オトゥル(グリズリーズ)


2位(3.2本):Selom Mawugbe(ウォリアーズ)
3位(3.0本):アルペラン・シェングン(ロケッツ)
3位(3.0本):アイザイア・ジャクソン(ペイサーズ)
3位(3.0本):セクー・ドゥムブヤ(ピストンズ)

 平均ブロックでも最も高い数字をたたき出したのは、ダニエル・オトゥル。サマーリーグにはロサンゼルス・クリッパーズの一員として参戦し、4試合で計13ブロックを記録した。オトゥルはその後、トレードによりグリズリーズに移籍。ロスター枠の都合から、さらなるトレードも予想されており、今後の動向に注目が集まる。

■平均スティール1位(3.5本):トレモント・ウォーターズ(ロケッツ)

写真は昨シーズンのもの[写真]=Getty Images

2位(3.3本):ジョーダン・グッドウィン(ウィザーズ)
3位(3.2本):ルイス・キング(キングス)
4位(3.0本):マット・コールマン(キングス)
5位(2.6本):ポール・リード(シクサーズ)

 一昨シーズンにGリーグ新人王に輝き、昨シーズンはボストン・セルティックスでプレーしたトレモント・ウォーターズ。今夏のサマーリーグではヒューストン・ロケッツの一員として2試合に出場し、スティールで存在感を放った。僅差で2位となったジョーダン・グッドウィンはウィザーズで4試合に出場し、平均3.3スティールを記録した。両者ともNBAで本契約を勝ち取れるか、注目が集まっている。