2021.08.19

ラシード・ウォーレスがメンフィス大学のAC就任に合意、大学の先輩ブラウンと共演へ

ブレイザーズやピストンズなどで活躍したウォーレス[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月19日(現地時間18日、日付は以下同)。NBAキャリア16年を誇るビッグマン、ラシード・ウォーレス(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)がメンフィス大学のアシスタントコーチ(AC)へ就任することに合意したと『The Athletic』が報じた。

 ウォーレスはノースカロライナ大学出身のビッグマン。ワシントン・ブレッツ(現ウィザーズ)でNBAキャリアをスタートし、ブレイザーズ、アトランタ・ホークス(1試合の出場のみ)、デトロイト・ピストンズ、ボストン・セルティックス、ニューヨーク・ニックスに所属し、通算1109試合(うち先発は956試合)に出場してキャリア平均14.4得点6.7リバウンド1.8アシスト1.0スティール1.3ブロックを残した。

 ブレイザーズではその闘争心の激しさからテクニカルファウルを連発し、退場処分を食らうことも多々あったが、208センチ102キロという体格に高い身体能力とシュート力を兼備した男は得点源を務めており、2001年2月21日のデンバー・ナゲッツ戦ではキャリアハイの42得点をマーク。

 その後ピストンズではチャウンシー・ビラップス(元ピストンズほか/現ブレイザーズHC)、リチャード・ハミルトン、ベン・ウォーレス、テイショーン・プリンス(いずれも元ピストンズほか)と不動の先発陣を形成し、04年に優勝、翌05年にもNBAファイナル進出を果たした。

 なお、この時ピストンズで指揮官を務めていたラリー・ブラウンも、今年6月末にメンフィス大のACへ就任しているため、今季同大はヘッドコーチにアンファニー‟ペニー”ハーダウェイ(元オーランド・マジックほか)、殿堂入りコーチのブラウンとオールスター選出4度のウォーレスというノースカロライナ大出身の2人がACを務めるという豪華なコーチ陣となった。