2021.08.24

ネッツとバックスがトップ2、注目のレイカーズは?/『ESPN』最新版パワーランキング

ネッツ(左/デュラント)が1位、バックス(右/アデトクンボ)が2位に[写真]=Getty Images
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 8月24日(現地時間23日、日付は以下同)。『ESPN』は最新のNBA全30チームにおけるパワーランキングを発表した。

 これはトム・ボンテンプス、ニック・フリーデル、アンドリュー・ロペス、デイブ・マクメナミン、ケビン・ペルトン、ロイス・ヤングという6人の識者たちによる、NBAファイナル終了後からフリーエージェント(FA)戦線から約3週間が経過した現時点における順位付けとなっている。

 では、2021-22レギュラーシーズン開幕を約2か月後に控えた現時点のパワーランキングを見ていこう。
※カッコ内の数字はファイナル終了時点におけるパワーランキングの順位

■『ESPN』による最新版NBAパワーランキング
1.ブルックリン・ネッツ(2位)
2.ミルウォーキー・バックス(1位)

3.ロサンゼルス・レイカーズ(4位)
4.フェニックス・サンズ(3位)
5.ユタ・ジャズ(6位)
6.フィラデルフィア・セブンティシクサーズ(5位)
7.デンバー・ナゲッツ(7位)
8.マイアミ・ヒート(11位)
9.アトランタ・ホークス(8位)

ホークスはヤング(左)と契約延長、コリンズ(右)と再契約を結んだ[写真]=Getty Images

10.ロサンゼルス・クリッパーズ(9位)
11.ダラス・マーベリックス(10位)
12.ゴールデンステイト・ウォリアーズ(12位)
13.ボストン・セルティックス(13位)
14.ニューヨーク・ニックス(14位)
15.ポートランド・トレイルブレイザーズ(16位)
16.メンフィス・グリズリーズ(15位)
17.シャーロット・ホーネッツ(18位)
18.インディアナ・ペイサーズ(17位)
19.シカゴ・ブルズ(23位)

ラヴィーン率いるブルズも戦力増強に成功した[写真]=Getty Images

20.トロント・ラプターズ(19位)
21.ワシントン・ウィザーズ(20位)
22.ニューオーリンズ・ペリカンズ(21位)
23.サンアントニオ・スパーズ(22位)
24.サクラメント・キングス(24位)
25.ミネソタ・ティンバーウルブズ(25位)
26.デトロイト・ピストンズ(26位)
27.クリーブランド・キャバリアーズ(27位)
28.オーランド・マジック(28位)
29.ヒューストン・ロケッツ(30位)
30.オクラホマシティ・サンダー(29位)

サンダーはギルジャス・アレキサンダーと延長契約を締結も、リーグワーストに[写真]=Getty Images

超強力なビッグ3を擁するネッツとバックスがトップ2
ウェストでは大型補強のレイカーズ、サンズ、ジャズが上位に

 昨季覇者バックスを差し置いて全体トップに立ったのはネッツ。ケビン・デュラントジェームズ・ハーデンカイリー・アービングによるビッグ3はプレーオフでハーデンとカイリーがケガに泣き、ベストメンバーで戦い切れなかった。

 ただ、ネッツはビッグ3の周囲を固める選手たちも充実しており、今夏のFA戦線でパティ・ミルズ、ジェームズ・ジョンソン、ディアンドレ・ベンブリーという新戦力も獲得。依然として豪華戦力を有していることは間違いない。

スパーズで優勝経験を誇るミルズがネッツへ移籍[写真]=Getty Images

 バックスはヤニス・アデトクンボクリス・ミドルトンドリュー・ホリデーという3本柱が健在。そこにジョージ・ヒルが復帰し、トレードでグレイソン・アレンを加えたものの、スターターとして貴重な働きを見せたPJ・タッカーがヒートへ移籍したことで戦力ダウンしたことが響いたと言えるだろう。

 トップ2はイースタン・カンファレンス所属のチームだったが、3位から5位はウェスタン・カンファレンスのチームがランクイン。今夏スーパーチームと化したレイカーズが3位、ファイナルまで勝ち進んだサンズが4位、昨季レギュラーシーズンでリーグベストの戦績を残したジャズが5位という結果に。

 そうしたなか、上位チームで最も順位を上げたのはヒート。ジミー・バトラーバム・アデバヨの周囲にカイル・ラウリーPJ・タッカーマーキーフ・モリスという即戦力のベテランを獲得したことで、覇権争いに割り込んできた。

バトラー率いるヒートは即戦力のベテランを複数手に入れた[写真]=Getty Images

 今季も昨季と同様に、各カンファレンスの7位から10位がプレーイン・トーナメントへ参戦し、勝ち抜いたチームがプレーオフ最後の2枠に入ることとなる。このランキングで見ると、イースト8位はホーネッツ、ウェスト8位はブレイザーズという予想となる。

 といっても、このパワーランキングはあくまで開幕前の時点の戦力であり、机上の戦力分析だけに、今後のトレードや補強、選手のケガによる離脱もあり得るだけに、開幕までに変動することも考えられる。

 例えばブルズ。デマー・デローザンロンゾ・ボールアレックス・カルーソを一気に加え、ザック・ラヴィーン、ニコラ・ブーチェビッチというオールスターデュオの周囲に強力なメンバーをそろえたことから、プレーオフへと駆け上がる可能性を十分秘めていると言えるだろう。