2021.09.30
NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグでキャリアを積んで活躍し、オールスターやオールNBAチーム入りを飾った選手たちでも、バスケットボール殿堂入りすることは決して簡単なことではない。
今年の殿堂入り式典は、9月12日(現地時間11日)にマサチューセッツ州スプリングフィールドで行なわれる予定となっており、ポール・ピアース(元ボストン・セルティックスほか)やクリス・ボッシュ(元トロント・ラプターズほか)、ベン・ウォーレス(元デトロイト・ピストンズほか)といった選手たちが北米委員会、トニー・クーコッチ(元シカゴ・ブルズほか)が国際部門で選ばれており、正式に殿堂入りメンバーとなる。
ちなみに、昨季NBAのレギュラーシーズンに最低1試合出場したのは計540選手。そのうち、『Basketball Reference』が算出した、将来殿堂入りする可能性が高い現役上位10選手を見てみよう。
※所属は日本時間8月19日時点、チーム名は略称、%=パーセント
■『Basketball Reference』が算出した殿堂入りする可能性が高い現役選手TOP10
1.レブロン・ジェームズ(レイカーズ):100%
―.クリス・ポール(サンズ):100%
―.ケビン・デュラント(ネッツ):100%
4.ジェームズ・ハーデン(ネッツ):99.97%
5.ステフィン・カリー(ウォリアーズ):99.96%
6.ラッセル・ウェストブルック(レイカーズ):99.93%
7.ドワイト・ハワード(レイカーズ):99.73%
8.アンソニー・デイビス(レイカーズ):98.51%
9.カーメロ・アンソニー(レイカーズ):98.42%
10.デイミアン・リラード(ブレイザーズ):90.63%
昨季終了時点で、殿堂入り確実と断言できるのはレブロン、ポール、デュラントのみ。続くハーデン、カリー、ウェストブルック、ハワードもほぼ100%のため、現役引退後に殿堂入りの仲間入りを果たすことだろう。
今季のレイカーズにはレブロン、ウェストブルック、ハワード、デイビス、カーメロと、将来の殿堂入り選手が5人もそろうという、まさに歴史的なチームになったと言っていい。
なお、東京オリンピックでスペイン代表としてのラストゲームを終え、現役続行かどうかの去就が注目されているパウ・ガソル(元レイカーズほか)は93.35%、ここ数年で引退したビンス・カーター(元ラプターズほか)が94.55%、トニー・パーカー(元スパーズほか)が93.86%、今夏ブレイザーズの指揮官へ就任したチャウンシー・ビラップス(元ピストンズほか)が84.40%となっている。
ほかでは、カワイ・レナード(クリッパーズ)が77.69%、ヤニス・アデトクンボ(バックス)が67.85%となっており、昨季MVPを獲得したニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)は16.42%と、非常に高いハードルとなっていることは間違いない。
もちろん、彼らのキャリアはまだまだ続くことから、今後の活躍で殿堂入りする可能性は高まることもあるだろう。ベテラン陣だけでなく、若手や中堅選手たちのパフォーマンスにも注目していきたい。
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