2021.06.25

元レイカーズのマジック「デイビスはもっとセンターでプレーすべき」

今季はケガに苦しんだデイビス。来季はチームをけん引することが期待される[写真]=Getty Images
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「レブロンの負担も軽減しなければならない」

 今シーズン、新たなロスターを構築して2連覇を目指したものの、フェニックス・サンズとのプレーオフ ファーストラウンドで敗退となったロサンゼルス・レイカーズ。短いオフシーズン、厳しい試合日程、故障や安全衛生プロトコルによる主力の離脱など多くのことに悩まされ、チームは昨季ほどの完成度をに至ることはなかった。

 来シーズンこそ、万全な状態で王座奪還に挑むことが期待されるレイカーズ。現在はトレードやフリーエージェントの契約など、ロスターの再編成を目指しているとされるが、『ESPN』に出演したマジック・ジョンソン(元レイカーズ)は、来季のチームの課題を違った視点でとらえている。

「今のレブロンとAD(アンソニー・デイビス)にはシューターが必要だ。そしてADはこれからもっとセンターでプレーすべきだろう」と、マジック。「だから彼には、『センターで戦いたくない』なんて言わせてはだめだ。そもそもレイカーズに所属している以上、我々は勝利だけを追い求めているのだから」と、語る。

 また続けて「それにレブロンの負担も軽減しなければならない。ここまで彼には多くのことを求めすぎていたからだ」とし、「つまりはほかの選手がハードにプレーする必要がある」と、説明している。

 レイカーズはこれまで、基本的にデイビスを本来のポジションであるパワーフォワードでプレーさせ、勝負所に限ってはセンターへとポジションをスライドさせる場面があった。しかしレブロンは来シーズン中に37歳となり、今までのようなパフォーマンスを継続することが難しくなる可能性がある。そうなればデイビスが今まで以上にインサイドを支配すること、そしてチームのファーストオプションをレブロンから引き継いでいく必要があるのかもしれない。

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