2021.06.05

故障を抱えながらもサンズとの第6戦に出場したデイビスが心境を語る

今シーズンのデイビスはケガに悩まされてきた[写真]=Getty Images
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鼠蹊部の痛みで途中離脱したデイビス

 6月4日(現地時間3日)、ロサンゼルス・レイカーズはホームでフェニックス・サンズとのプレーオフファーストラウンドの第6戦に挑んだ。2勝3敗とあとがないレイカーズは、このゲームに勝利しなければならない状況だった。しかし序盤からサンズの強烈な猛攻を受け、大きくリードを奪われる。第4クォーターで追い上げたものの逆転には至らず、100-113でシリーズ敗退となった。

 今季2連覇を目指していたレイカーズは、何があってもこのシリーズの突破を強く望んでいたことだろう。第4戦で鼠蹊部を痛めたアンソニー・デイビスも、万全な状態ではないのにも関わらず、この第6戦で復帰を決意。しかし試合開始5分で再び同箇所の痛みが再発し、そのままコートに戻ることはなかった。

『HOOPS RUMORS』によれば、デイビスは今回の故障について「決して状態は良好ではなかった。でも僕のなかにある競争心は、試合に出場することで、できる限りチームを助けることを望んでいたんだ」と、コメント。「でも肉体はその闘争心についていくことができなかった」とし、やむなくコートから退いたことを語った。

 今シーズンのレイカーズは優秀な戦力を新たに加えながらも、故障や安全衛生プロトコルによって主力選手たちが離脱することが多かった。デイビスもアキレス腱炎で2カ月戦線離脱するなど、故障に悩まされてきた。思うようなシーズンを送れなかったレイカーズだが、このオフシーズンで万全な状態を取り戻し、再び頂点を目指して来シーズンに挑んでいくに違いない。

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