2021.08.27

元NBAチームの幹部がセルティックスのウィリアムズを称賛「健康体であれば…」

キャリア3年目を終えたビッグマンのウィリアムズ[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスは、今夏ガードのマーカス・スマート、ビッグマンのロバート・ウィリアムズと延長契約を結んだ。

 スマートは今季で在籍8シーズン目を迎えるチーム最古参で、攻防両面でハッスルプレーを見せるハート&ソウル。一方のウィリアムズは203センチ107キロのセンターで、キャリア3シーズン目となった昨季は平均8.0得点6.9リバウンド1.8アシスト1.8ブロックをマーク。

 ジェイソン・テイタムジェイレン・ブラウンという若きオールスターデュオを支える両選手と長期契約を結んだことで、セルティックスは今季もチャンピオンシップ争いに参戦すべく開幕を迎えることとなる。

 そのウィリアムズについて、『ESPN』のインサイダーで、かつてブルックリン・ネッツでアシスタントGM(ゼネラルマネージャー)を務めたこともあるボビー・マークスは8月25日(現地時間24日)のインスタライブで、このように評価していた。

「私はロバート・ウィリアムズの契約が(チームと)双方にとって良いものだと見ている。セルティックスの組み立て方が大好きなんだ。選手が保障された4800万ドル(約52億8000万円)を手にできるのはすばらしいこと。ウィリアムズは3シーズンで計113試合に出場してきた。健康体であれば猛烈であり、何ができるのかを我々は見てきたからね」。

 セルティックスにはテイタム、ブラウンにスマート、ウィリアムズのほか、アル・ホーフォードジョシュ・リチャードソンデニス・シュルーダーといった実力者に加え、クリス・ダンやジャバリ・パーカー、ペイトン・プリチャードエネス・カンターといった選手がいる。

 そうした中、昨季プレーオフではブラウンがケガのため一足早くシーズンを終えていたほか、ケンバ・ウォーカー(現ニューヨーク・ニックス)が膝を痛めて途中離脱、ウィリアムズも左足首ネンザにより最後の2戦を欠場。ブルックリン・ネッツの前に1勝4敗で早々に姿を消していた。

「セルティックスからすれば、この契約は彼の将来性を買ったということ。このオフシーズン、彼らはアクティブに動き回っていた。ブルックリンとのシリーズ第1戦と2戦で、彼はリーグの中でも非常に優れたディフェンシブプレーヤーになれるかもしれない素質を見せていた。彼に必要なのはコートに立ち続けることだろう」と、マークスはウィリアムズの将来性に期待していた。

 ウィリアムズには今季、ホーフォードとカンターというベテランビッグマンから多くを学び、是非とも健康体を維持してほしいところだ。