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トレーニングキャンプ3日目となった10月2日(現地時間1日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのカーメロ・アンソニーがメディア対応に応じ、キャリア19シーズン目について現在の心境を口にした。
「キャリアもここまでくると、このチームが必要とすることなら何だって、やってやろうってやつさ。『俺は座っちゃいられない』『俺は先発で出たい』『ベンチからプレーしたい』とかね。もうどんなことでもね」。
先日『The Athletic』が報じた今季の予想スターターは、バックコートにラッセル・ウェストブルックとウェイン・エリントン、フロントコートにはトレバー・アリーザ、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという布陣。
カーメロやドワイト・ハワード、ディアンドレ・ジョーダン、マリーク・モンクやケンドリック・ナン、ラジョン・ロンドにテイレン・ホルトン・タッカーといった選手たちはベンチスタートになることが予想されている。
それでも、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)は37歳の大ベテランについてこう話している。
「彼がここと契約する前に、私たちは会話を交わしたんだ。そこで私は『君にはこのチームで重要な役割を思い描いている』と言ったんだ。先発かそれともベンチスタートか、まだどうなっていくかは分からない。ただ、このチームにおいて重要な存在になるだろう」。
現時点ではプレシーズンゲームもこなせておらず、チーム内の練習のみという段階なのだが、指揮官は「彼はこのチームで大きな役割をこなすことになると強く思う」と、生粋のスコアラーに期待を寄せていることは事実。
カーメロも「彼が求めることなら何でもやってやるさ。この年になって、俺がつまずくことはない。さぁ行こう、勝ちに行こうぜ、って感じさ」と好意的に捉えていた。
レイカーズにはレブロンとデイビス、ウェストブルックという平均20得点以上を計算できる3選手がおり、その他にも平均2ケタ得点を残せる複数の選手がいるのだが、カーメロもその1人。
熟練のスキルと豊富な経験を持つ男は、キャッチ&シュートで高精度なショットを放り込むことができるのだが、真骨頂は1対1だろう。多種多彩なステップワークと駆け引きの巧さを駆使して繰り出すショットは必見だけに、今季もレイカーズでスコアラーとして輝く瞬間がいくつも訪れるのではないだろうか。