2022.08.20
レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、カーメロ・アンソニー(レイカーズ)など、黄金世代と称される2003年のドラフト組の1人であり、3度の優勝を成し遂げたドウェイン・ウェイド(元マイアミ・ヒートほか)。現在はユタ・ジャズの共同オーナーも務めるなど、引退後もNBAに大きく関わり合いを持ち続けている。
ウェイドはレブロン、クリス・ボッシュ(元ヒートほか)とビッグスリーを結成し、2011-12、2012-13シーズンと連覇を達成したのだが、先日ワシントンの地元メディア『The Washington Post』の取材時に、“キング”とプレーしていた際の秘訣を語った。
「秘密があるかはわからないよ。僕の目標は優勝することだったから、個人のスタッツは気にしていない。2008-09シーズンにはMVP(最優秀選手)か最優秀守備選手になるべきだと思ったけど、結局どちらも受賞できなかった。そこで個人のスタッツに何の意味もないことが分かったよ」
ウェイドも語るように、2008-09シーズンで彼はキャリアハイとなる1試合平均30.2得点をたたき出した。しかし、このシーズンでMVPに選ばれたのは盟友のレブロンであり、その時にスタッツを気にすることから解放されるに至ったのかもしれない。
また、試合に対する姿勢についてこうも話している。
「僕が最も好きで楽しんでいたのは、勝つことだよ。勝つために1試合平均27得点が22得点に減るのなら、それでいいんだ。ただ自分の役割を見つけて、どうすればチームに貢献できるのか、自信と気概を持ち続けることが大切なんだ。誰にだって、果たすべき役割はある」
ウェイドほどの選手が自分を捨てていたのだから、レブロンという存在がいかに大きいかを思い知らされる。一足先に現役から退いたウェイドだが、コートサイドで見守る彼にレブロンは再度優勝を見せることができるだろうか。
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