2021.12.28

NBAと選手会が新型コロナに関するルール改定で合意…一定の基準を満たせば隔離は6日間に

NBAのコミッショナーを務めるアダム・シルバー[写真]=Getty Images
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 12月28日(現地時間27日、日付は以下同)、NBANBA選手会(NBPA)が新型コロナウイルスに関するルールを改定することで合意したと『ESPN』など各メディアが報じた。

 同メディアによると、新型コロナウイルスの陽性判定を受けた選手のうち、無症状かつ他の検査で一定の基準を満たした場合、隔離期間から10日間から6日間に短縮されるという。アメリカ疾病対策センターが、無症状の感染者の隔離推奨期間を10日間から5日間に短縮したのに合わせた格好だ。

 なお、これまでのNBAの規定では新型コロナ陽性判定を受けた者は、最低10日間の離脱か24時間以内で2度陰性判定を受けない限り、チームへ復帰することはできなかった。

 NBAでは今シーズン、新型コロナ関連での離脱が相次いでおり、28日現在の時点で約120選手が離脱。そのほか、ヘッドコーチやスタッフにも離脱者が出ている。

 今シーズン新型コロナに感染した選手の中では「呼吸が苦しい」などと症状を訴える者がいた一方で、デマー・デローザン(シカゴ・ブルズ)が隔離期間中「無症状で退屈だった」と語るように、症状が出ない選手がいたのも事実。デローザンのような無症状者にとっては復帰までの期間が短くなるため、朗報と言っていいだろう。