2021.12.22
12月20日。NBAとNBA選手会(NBPA)は、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りによって離脱する選手たちが増えるなか、代替選手と契約していくことで合意したと『ESPN』が報じた。
これにより、NBAの全30チームは同プロトコル入りによって隔離となったロースターの不足分をカバーすべく、10日間契約や2ウェイ契約選手(各チーム2選手まで)の枠を埋めるなど積極的に獲得に乗り出した。
12月28日(現地時間27日、日付は以下同)を終えた時点で、今季NBAのレギュラーシーズンに最低1試合出場したのは541選手。これは1シーズンにおけるNBA史上最多の出場選手数となっている。
ここでは、イースタン・カンファレンス編の第一弾として、アトランティック・ディビジョンに所属する5チームが12月以降新たに契約を結んだ選手たちを紹介しよう。
※契約状況は日本時間12月29日終了時点、G=ガード、F=フォワード、C=センター
【アトランティック・ディビジョン】
■ボストン・セルティックス
アル・ファルーク・アミヌ(F/10日間契約)
ジャスティン・ジャクソン(F/10日間契約)
ジョー・ジョンソン(G/10日間契約)
CJ・マイルズ(G/10日間契約)
ノーベル・ペル(C/10日間契約)
■ブルックリン・ネッツ
ジェームズ・エニス3世(F/10日間契約)
ウェイン・ガブリエル(F/10日間契約)
ラングストン・ギャロウェイ(G/10日間契約×2)
シャキール・ハリソン(G/10日間契約)
■ニューヨーク・ニックス
デイミアン・ドットソン(G/10日間契約)
タイラー・ホール(G/10日間契約)
ダヌエル・ハウスJr.(F/10日間契約)
マット・ムーニー(G/10日間契約)
■フィラデルフィア・セブンティシクサーズ
タイラー・ジョンソン(G/10日間契約)
マイルズ・パウエル(G/2ウェイ契約)
■トロント・ラプターズ
ジュワン・モーガン(F/10日間契約)
ダニエル・オトゥル(C/10日間契約)
トレモント・ウォーターズ(G/10日間契約)
DJ・ウィルソン(F/10日間契約)
ここまでネッツとラプターズが3試合、シクサーズが1試合の延期が発表されており、この2チームとニックスが各4人、セルティックスは計5人の代替選手と契約。セルティックスはジョンソン、マイルズというベテランを一時的に補強し、ネッツはギャロウェイとすでに2度目の10日間契約を締結している。
ニックスとラプターズは若手と代替選手としての契約を結んでいるのだが、ラプターズは27日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で代替4選手をフル稼働させて臨んでいた。
28日になって、NBAと選手会は条件を満たせば隔離期間を10日間から6日間に短縮する方向で合意したため、今後は代替選手との契約は減少するかもしれない。
それでも、NBAのコートに立つことは若手やベテランにとって貴重であり、元NBA選手という称号は今後も変わらないだけに、チャンスがあれば是非ともそれを活かしてほしいところだ。
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