2022.02.02

八村塁が米ファッションサイトで自身のPEのデザインや東京五輪での経験を語る

八村が米ファッションサイトで東京五輪などについて語った[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 満を持して復帰を果たした日本バスケ界の至宝、八村塁(ワシントン・ウィザーズ)。プレータイムは平均16分程度とまだまだ感覚をつかむ過程にあるが、ゴンザガ大学出身のパワーフォワードの帰還により、チームのフロントコートは厚みを増した印象を受ける。

 その八村が、米国発のスニーカー・アパレルマーケットプレイス「GOAT」のインタビューに登場。ジル・サンダーやフィア・オブ・ゴッド、バレンシアガをはじめとする世界のトップブランドに身を包んだエディトリアルシューティングと並行して、スポーツからファッションまで、様々な質問に答えている。

 はじめは、東京オリンピックについて。男子バスケットボール日本代表は悲願のグループリーグ突破こそ叶わなかったが、八村にとって開会式で旗手として選手団を先導した経験は特別なものだったと語る。

「自分の母国のために旗手を務めることができたのは、大変名誉なことでした。あの場で感じた気持ちを言葉にするのも難しいほどです。残念ながら、新型コロナウイルスの影響でファンの皆さんにはお越しいただけませんでしたが、あの大会で旗を持ち、チームや日本のオリンピアンたちを先導できたのは、素晴らしい経験になりました」

東京五輪の開会式で日本選手団の旗手を務めた八村。「大変名誉なことだった」と振り返った[写真]=Getty Images


 自身が所属するワシントン・ウィザーズや選手の会場入りスタイリングを紹介するアカウントでも、たびたび私服がフィーチャーされる八村。そんな八村も、去年までチームメートだったラッセル・ウェストブルックや今シーズン加入したカイル・クーズマのファッション偏差値の高さには、一目置いているという。


 また、日本人初となるジョーダン・ブランドとの契約も、人生のかけがえのないハイライトになっているようだ。

「夢が叶ったんです。子供の頃から大ファンだったブランドと契約ができ、とても光栄に思います。僕のクローゼットは、ジョーダンのシューズと服でいっぱいです。ファッションの側面から見ても最高ですよね。よりストリートにインスパイアされたデザインで、これらのアイテムは実際に試合で着ることもできますから」

 さらに、ウィザーズの背番号8は、まもなくの発売が噂されている『エア ジョーダン 8』のプレイヤーエクスクルーシブ(PE)についても言及している。

「ジョーダンブランドのデザインチームと共同でデザインをしました。ライトブラウンのスエードはどこか履き込まれた印象を与え、僕の日本のルーツを示すレッドのアクセントを加えたほか、AJ8のアイコンであるシェニールパッチにはブラックサムライのロゴを落とし込んでいます。八村の“八”のモチーフが入ったPEを持つのは、特別なことです。今シーズンは様々なカラーウェイを身につけて、僕の色々な側面を見せることができるでしょう」

 オンコートとは異なるスタイリッシュな八村をチェックしたい人は、「GOAT」を覗いてみてはいかがだろうか。

 文=Meiji

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