2023.06.29
2月10日(現地時間9日、日付は以下同)。ユタ・ジャズ、ポートランド・トレイルブレイザーズ、サンアントニオ・スパーズによる3チーム間のトレードが発表された。このトレードの詳細は下記のとおり。
■ジャズ獲得
ニキール・アレクサンダー・ウォーカー(←ブレイザーズ)
フアンチョ・エルナンゴメス(←スパーズ)
■ブレイザーズ獲得
ジョー・イングルズ(←ジャズ)
イライジャ・ヒューズ(←ジャズ)
2022年ドラフト2巡目指名権(←ジャズ)
■スパーズ獲得
トーマス・サトランスキー(←ブレイザーズ)
2027年ドラフト2巡目指名権(←ジャズ)
ブレイザーズは9日にニューオーリンズ・ペリカンズとのトレードで獲得したアレクサンダー・ウォーカーとサトランスキーを放出して今季で契約満了となるイングルズとヒューズ、ドラフト指名権を獲得。スパーズは今季途中にトレードで加えたエルナンゴメスを手放し、サトランスキーとドラフト指名権を手にしたのだが、今回のトレードの中心はジャズだろう。
9日終了時点でウェスタン・カンファレンス4位のジャズは、今季で在籍8シーズン目で、3ポイント成功1071本で球団最多記録を保持するイングルズをトレード。
左膝の前十字靭帯(ACL)を断裂したことで今季絶望となっていたイングルズは、昨季平均12.1得点3.6リバウンド4.7アシストに3ポイント成功率45.1パーセント(平均2.7本成功)を残し、ドノバン・ミッチェル、ルディ・ゴベアと共に長年主軸を担ってきた。
For 8 years in a Jazz uniform, for breaking franchise records, for shaping a community and everything else you couldn’t possibly fit on a stat sheet: Thank you, @joeingles7.
Always a Jazzman. Always part of the family ❤️☕️ pic.twitter.com/VS2JV2WlzB
— Utah Jazz (@utahjazz) February 10, 2022
今季は平均24.9分がチーム7位、7.2得点が同10位、3.5アシストが同3位と、徐々に役割が減りつつあったものの、フランチャイズの功労者の移籍にショックを受けた方もいるはず。
先週、イングルズは『ESPN』のインタビューで「シーズンの終わりに向けてチームがプッシュする助けになるなら、仕方ないかな。ずっと座って(チームを)気難しくさせたり心配させたりはしない。僕はハードワークによって8年間ここで積み上げてきた。けどビジネスだということもちゃんと分かっているよ」と話しており、トレードされる可能性があることも認識していた。
とはいえ、実際にトレードが決まると、イングルズは「今日は傷ついた…。(トレードされる)可能性があるのは知ってたけど、信じたくなかった。この場所に8年間もいることができたんだ。もっと言いたいことはあるけど、今は友だちとビールを飲んでリラックスすることにするよ。勝てよ! 僕はずっと観ているから」とツイート。
34歳のイングルズはACL断裂のため、今季残り試合の全休のみならず、来季開幕も間に合わないため、今夏の動向が気になるところだ。
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