2022.04.20

キャリアハイの41得点でマブスを勝利へと導いたジェイレン・ブランソン「僕はただ…」

ドンチッチ不在の試合で殊勲の活躍を見せたブランソン[写真]=Getty Images
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 今季ウェスタン・カンファレンス4位の52勝30敗を残したダラス・マーベリックスと、5位の49勝33敗を記録したユタ・ジャズによるプレーオフ ファーストラウンドは、マブスのスーパースター、ルカ・ドンチッチ(ふくらはぎの張り)不在で幕を開けた。

 ジャズは4月17日(現地時間16日、日付は以下同)のシリーズ初戦でマブスを99-93で下し、意気揚々と19日の第2戦に臨むも、マブスはフランチャイズ新記録となる22本の3ポイントを浴びせて110-104で勝利を収めた。

「オープンだったらどんな時でも僕は打つ。僕らは相手がどうディフェンスしてくるか、どこから突くのがいいのかを分析したんだ。そしたらシュートする準備をしなきゃならない。あとは放つだけさ」。

 マブスはこの試合で47本の長距離砲を繰り出し、成功率46.8パーセントという高確率を記録。特に試合後そう語ったマキシ・クリーバーはオールスター後からレギュラーシーズン終了までの成功率がわずか18.8パーセントと不発ながら、この試合では11投中8本(成功率72.7パーセント)を沈める大当たり。

 ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は「すばらしいのは、チームメートたちが彼を信頼したこと。彼はシュートしなければならなかった。それは彼がシュートできるからであり、今日はことごとく決めてくれた。我々は彼のことを必要としている。成功しようと失敗しようと関係なく、スペースを作り出してくれるんだ」とクリーバーの大活躍を称えていた。

 そしてこの試合、ドンチッチに代わってエース役を見事遂行したのがジェイレン・ブランソン。キャリア4シーズン目のポイントガードは左サイドを中心に攻め立て、フィールドゴール成功率60.0パーセント(15/25)、3ポイント成功率60.0パーセント(6/10)と大爆発。キャリアハイの41得点に8リバウンド5アシスト2スティールに0ターンオーバーと殊勲の働きで勝利をもたらした。

「僕はただ、ディフェンスの動きを見て、相手がどうディフェンスしてくるかを見ながらプレーしていただけ。そこでいくつかのショットへと持ち込んだんだ。5本中5本成功のスタートは最高さ。でも5本中成功0本でも、僕は同じメンタリティで臨む。(ドンチッチが)いてもいなくてもね。だって僕には皆のプレーメイクをする必要があるんだから」。

 マブスでは計25得点に6リバウンド3アシストを残したクリーバーやブランソンのほか、スペンサー・ディンウィディーが17得点6アシスト2スティール、両チーム最多となる45分11秒プレーしたレジー・ブロックが11得点4リバウンド4アシストをマーク。

 シリーズの会場はダラスからユタへと移り、22日に第3戦、24日に第4戦が開催される。ホームへ戻ったジャズが反撃してくることが予想されるなか、ドンチッチがそのどちらかで復帰できる可能性があるだけに、今後の展開にも注目していきたい。

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