2022.05.12
4月18日(現地時間17日、日付は以下同)に行なわれたボストン・セルティックスとブルックリン・ネッツによるプレーオフ ファーストラウンド初戦は、終盤までもつれる激戦に。
セルティックスの11点リードで迎えた第4クォーター。ネッツはカイリー・アービングとケビン・デュラントらの猛攻で逆転に成功し、残り45.9秒でカイリーの長距離砲がリングを射抜いてネッツが3点をリード。
するとセルティックスはジェイレン・ブラウンのレイアップで1点差に詰め寄ると、カイリー、デュラントの追加点を許さずに最後のポゼッションへ。「あれは我々のシーズンの縮図のようだった。選手たちはアンセルフィッシュになってボールを回していたよ」とイメ・イドーカHC(ヘッドコーチ)が振り返ったように、セルティックスはコート上の5人全員がボールに触れた。
そして最後はマーカス・スマートのパスを受けたジェイソン・テイタムがスピンムーブで相手を交わし、試合終了のブザーと同時にレイアップを放り込んで115-114の劇的勝利を飾った。
「彼(スマート)がドリブルしている時、僕らはアイコンタクトみたいなことをしていたんだ。そこで彼が最高のパスをしてくれた。これに勝るものはないね。ホームで行なわれたプレーオフゲームでブザービーターになったんだから」。
見事な決勝レイアップを決めたテイタムは、チームトップの31得点に8アシスト2ブロックと大活躍。さらにブラウンが23得点4スティール2ブロック、アル・ホーフォードが20得点15リバウンド、スマートが20得点7リバウンド6アシスト2スティールと続いた。
一方、惜しくも敗れたネッツではカイリーがゲームハイの39得点に5リバウンド6アシスト4スティール、デュラントが23得点、ゴラン・ドラギッチが14得点5リバウンド、ニコラス・クラクストンが13得点8リバウンド3ブロック。
フィールドゴール成功率37.5パーセントに終わったデュラントは「相手が俺をうまく引きはがし、ペイントではヘルプしてきた。いい仕事をしていた。俺は自分のムーブにもっと基礎的なことを取り入れないといけない。俺としてはいくつかのショットは入ると感じていた」と悔やんでいた。
イースタン・カンファレンス第2シードのセルティックスと第7シードのネッツによるシリーズは幕を開けたばかり。21日に行なわれる第2戦で、セルティックスが2連勝できるのか、それともネッツが1勝1敗のタイへ戻すのか、初戦に続いて白熱した展開となりそうだ。
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