2022.04.26
4月6日(現地時間5日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツが118-105でヒューストン・ロケッツに勝利し、アトランタ・ホークスは108-118でトロント・ラプターズに、シャーロット・ホーネッツは115-144でマイアミ・ヒートにそれぞれ敗れた。
この結果によって、イースタン・カンファレンスではネッツが41勝38敗で8位、ホークスが同率で9位、ホーネッツが40勝39敗で10位となった。
ネッツはカイリー・アービングがゲームハイの42得点に6アシスト2スティール、ケビン・デュラントが18得点9リバウンド7アシスト2ブロック、ブルース・ブラウンが15得点3アシスト3ブロックをマークし、プレーイン・トーナメント出場が確定。
とはいえ、開幕前のネッツはデュラント、カイリーにジェームズ・ハーデン(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)というビッグ3が開幕からそろうこともあって優勝候補筆頭と評され、意気揚々と今季を迎えたチーム。だが新型コロナウイルスのワクチン未接種によってカイリーがチームから離脱し、1月に入って一部を除くアウェイゲームのみの出場、デュラントは左ひざの内側側副靱帯挫傷のため1月中旬から約1か月半の戦線離脱とケガに見舞われ、2月のトレードデッドラインにはハーデンをシクサーズへ放出するなど、アップ&ダウンを繰り返した。
5日のチーム練習後、デュラントは「正直なところ、自分のケガによってこのチームのシーズンをダメにしてしまった気がしている。別に俺たちが上質なバスケットボールをしていないというわけじゃない。ただ、俺とカイリーがラインナップから外れていたことで、チームとしての継続性がなかった。それが現実なんだ」と口にしていた。
ネッツはデッドラインでハーデンとポール・ミルサップを手放し、シクサーズからベン・シモンズとセス・カリー、アンドレ・ドラモンドを獲得。カリーとドラモンドは主力としてプレーしているものの、シモンズは背中に椎間板ヘルニアを抱えており、プレーインの出場も厳しいというのが現状で、ネッツデビューは来季までお預けとなる可能性が高い。
デュラントは記者から順位表を見ているかと聞かれて「そんなこと誰が気にする?」と切り出し、目の前のことに集中していると話していた。
「誰がいようと俺たちはプレーする。俺は誰がプレーしているかなんて気にしない。俺たちがプレーイン(圏内に)いることでさえ気にかけてない。ティップオフしたらやっていくだけ。それが俺たちにコントロールできること」。
ネッツがプレーインへ参戦し、プレーオフへの切符を手にすれば、そこから巻き返してシリーズを勝ち上がる可能性も決してゼロではない。険しい道のりなのは間違いないが、現有戦力でベストを尽くしてほしい限りだ。
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