2022.04.20
3月27日(現地時間26日、日付は以下同)に『NEW YORK POST』へ掲載された記事の中で、ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングが現状について語った。
新型コロナウイルスのワクチン未接種のため、バークレイズ・センターで開催されるホームゲームをはじめ、ニューヨーク・ニックスの本拠地(マディソン・スクエア・ガーデン)やトロント・ラプターズの本拠地(スコシアバンク・アリーナ)でプレーできなかったカイリーだが、先日ニューヨーク市がワクチン未接種のアスリートもプレーできるようにしたことで出場可能に。
「僕にとって、(このチームは)いつだって快適だったし、今いる場所を愛している。ここが大好きなんだ」と語るカイリーは、キャリア11シーズン目の今季も平均27.7得点4.5リバウンド5.5アシスト1.4スティールという好成績を残している。
28日にホームで行なわれたシャーロット・ホーネッツ戦。カイリーは40分31秒プレーして16得点11アシストのダブルダブルを残すもフィールドゴール成功率27.3パーセント(6/22)、3ポイント成功率11.1パーセント(1/9)と乱調。KDことケビン・デュラントが27得点8リバウンド7アシスト、アンドレ・ドラモンドが20得点17リバウンド3スティールと気を吐くも、ラメロ・ボールに33得点7リバウンド9アシスト3スティールを許してしまい、110-119で敗れた。
28日を終えて、ホーネッツとネッツはいずれも39勝36敗ながら、直接対決の戦績でホーネッツが勝ち越し(2勝1敗)を決めたためイースタン・カンファレンス8位、ネッツが9位となった。6位のクリーブランド・キャバリアーズ(41勝33敗)と2.5ゲーム、10位のアトランタ・ホークス(37勝37敗)とは1.5ゲーム差のため、レギュラーシーズン最終日まで順位が変動しそうな様相となっている。
ネッツとしては8位か9位でプレーイン・トーナメントへ臨むのは大きな違いがある。8位であれば、7位チームとの一発勝負に勝てばイースト7位、敗れても9位と10位による勝者を下せばイースト8位でプレーオフへ進めるため、チャンスが2度あるからだ。
この日カイリーはショットが不調に終わったものの、残り7試合のうちホームゲームが5試合あるだけに、なんとか復調してほしいところ。もっとも、カイリーは同メディアへ今夏ネッツと再契約することに前向きな姿勢を見せていることは朗報だろう。
来季契約がプレーヤーオプションのため、このオプションを破棄すれば制限なしフリーエージェント(FA)となるのだが、カイリーは「夏になれば、僕らは何度か話し合うことになるさ。でも背番号7(デュラント)を残して僕がどこかへ行くなんてありえないね」と話していた。
ヘルニアを患っているベン・シモンズの復帰時期こそ微妙ながら、ネッツにはデュラントとカイリーというリーグ最高級の実力者が2人もいる。彼らがシーズン終盤でどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、期待したいところだ。
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