2022.03.19

カイリー&タウンズの60得点は歴代何位? NBA1試合個人得点ランキングをチェック

ともにキャリアハイの60得点を記録したカイリーとタウンズ[写真]=Getty Images
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 NBAは2021-22レギュラーシーズンも終盤に差し掛かり、ますます盛り上がりを見せている。選手個々の活躍も特筆すべきものがあり、特に3月は1試合50得点越えの大記録が多発。なかでもカール・アンソニー・タウンズカイリー・アービングが記録した1試合60得点というスタッツは、ともに今シーズンのNBA最多記録となった。

 この1試合60得点という記録は、NBA史においてどれほどの記録なのか。本稿では、2022年3月18日時点のNBA1試合個人得点記録をランキング形式で振り返る。

■NBAレギュラーシーズン 1試合個人得点 トップ10
1位:100得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1962年3月2日ニックス戦)
2位:81得点 コービー・ブライアント(レイカーズ/2006年1月22日ラプターズ戦)
3位:78得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1961年12月8日レイカーズ戦)
4位タイ:73得点 デイビッド・トンプソン(ナゲッツ/1978年4月9日ピストンズ戦)
4位タイ:73得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1962年11月16日ニックス戦)
4位タイ:73得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1962年1月13日パッカーズ戦)
7位:72得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1962年11月3日レイカーズ戦)
8位タイ:71得点 デイビッド・ロビンソン(スパーズ/1994年4月24日クリッパーズ戦)
8位タイ:71得点 エルジン・ベイラー(レイカーズ/1960年11月15日ニックス戦)
10位タイ:70得点 デビン・ブッカー(サンズ/2017年3月24日セルティックス戦)
10位タイ:70得点 ウィルト・チェンバレン(ウォリアーズ/1962年11月3日ナショナルズ戦)
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60位タイ:60得点 カイリー・アービング(ネッツ/2022年3月15日マジック戦)
60位タイ:60得点 カール・アンソニー・タウンズ(ウルブス/2022年3月14日スパーズ戦)

驚異的な記録を連発したチェンバレン(写真中央)[写真]=Getty Images

 歴代のトップ10までには、NBA史を彩ったレジェンドたちの名前が並んだ。1位に輝いたウィルト・チェンバレンは、1962年に今後塗り替えられることのないであろう脅威の1試合100得点を記録。センターを主戦場にコンスタントに70得点以上も記録しており、正しく“伝説”の存在だ。続く2位のコービー・ブライアントが記録した81得点は、ガードとして歴代トップの記録。

 そんななか、デビン・ブッカーは現役選手として唯一トップ10にランクイン。ボストン・セルティックス相手に4本の3ポイント、17本の2ポイント、そして24本のフリースローを決めて70得点を記録した。当時20歳の若手が達成したという点でも特筆に値し、現在も25歳と今後のさらなる活躍にも期待ができる。

 なお、カイリーとタウンズが先日記録した60得点は歴代60位タイの成績。歴代レジェンドたちが残した記録と比べるとやや物足りなくも映ってしまうが、決してそんなことはなく、現役選手が残した記録に限定すると9位タイの数字となる。現役選手で上位に並ぶのは前日のブッカー、ステフィン・カリーデイミアン・リラードら現代のNBAをけん引するスターたち。

 今後どのような選手がこのランキングに食い込んでいくのか、引き続き注目したいところだ。

■NBAレギュラーシーズン 1試合個人得点 現役選手トップ10
※()内は引退選手を含めた場合の順位
1位(10位タイ):70得点 デビン・ブッカー(サンズ/2017年3月24日セルティックス戦)
2位タイ(32位タイ):62得点 ステフィン・カリー(ウォリアーズ/2021年1月3日ブレイザーズ戦)
2位タイ(32位タイ):62得点 カーメロ・アンソニー(ニックス/2014年1月24日ボブキャッツ戦)
4位タイ(42位タイ):61得点 デイミアン・リラード(ブレイザーズ/2020年8月11日マブス戦)
4位タイ(42位タイ):61得点 デイミアン・リラード(ブレイザーズ/2020年1月20日ウォリアーズ戦)
4位タイ(42位タイ):61得点 ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/2019年3月22日スパーズ戦)
4位タイ(42位タイ):61得点 ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/2019年1月23日ニックス戦)
4位タイ(42位タイ):61得点 レブロン・ジェームズ(ヒート/2014年3月3日ボブキャッツ戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 カイリー・アービング(ネッツ/2022年3月15日マジック戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 カール・アンソニー・タウンズ(ウルブス/2022年3月14日スパーズ戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 ジェイソン・テイタム(セルティックス/2021年4月30日スパーズ戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 ブラッドリー・ビール(ウィザーズ/2021年1月6日シクサーズ戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/2019年11月8日ホークス戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 ケンバ・ウォーカー(ホーネッツ/2018年11月17日シクサーズ戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 ジェームズ・ハーデン(ロケッツ/2018年1月30日マジック戦)
9位タイ(60位タイ):60得点 クレイ・トンプソン(ウォリアーズ/2016年12月5日ペイサーズ戦)

 

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