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75周年を迎えたNBAの2021-22シーズンも佳境を迎え、ゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスがファイナルでの激闘を演じている。そんななか、現地メディア『ESPN』のケビン・ペルトン氏は、歴代NBAファイナルの各試合で活躍した選手を振り返る記事を投稿した。
ペルトン氏はファイナルのGAME1に絞り、第1戦で活躍した5つのポジションの選手と、そこに惜しくも漏れた6人目の選手(シックスマン)の計6名を選出。大舞台で活躍した選手たちで構成された『オールタイムGAME1チーム』として紹介している。
シリーズを占うファイナル第1戦で躍動した選手たちは以下の通りだ。
※()は当時の在籍チーム
■ポイントガード:ジェリー・ウエスト(レイカーズ)
【1969年】ロサンゼルス・レイカーズ vs ボストン・セルティックス
主なスタッツ:53得点10アシスト、フィールドゴールは41本中21本成功
■シューティングガード:マイケル・ジョーダン(ブルズ)
【1992年】シカゴ・ブルズ vs ポートランド・トレイルブレイザーズ
主なスタッツ:34分出場で39得点11アシスト、3ポイントは10本中6本成功
■スモールフォワード:レブロン・ジェームズ(キャブズ)
【2018年】クリーブランド・キャバリアーズ vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ
主なスタッツ:51得点8リバウンド8アシスト、フィールドゴールは32本中19本成功
■パワーフォワード:ティム・ダンカン(スパーズ)
【2003年】サンアントニオ・スパーズ vs ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)
主なスタッツ:32得点20リバウンド6アシスト7ブロック、フィールドゴールは17本中11本成功
■センター:シャキール・オニール(レイカーズ)
【2000年】ロサンゼルス・レイカーズ vs インディアナ・ペイサーズ
主なスタッツ:43得点19リバウンド、フィールドゴールは31本中21本成功
■シックスマン:アレン・アイバーソン(シクサーズ)
【2001年】フィラデルフィア・セブンティシクサーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ
主なスタッツ:48得点6アシスト5スティール
ウエストは1969年に、ファイナル第1戦の最多記録となる53得点をマーク。セルティックスとのシリーズには敗れたものの、敗戦チームからファイナルMVPに選出された史上唯一の選手となった。
1992年のファイナル初戦では、ジョーダンが前半だけで35得点を量産。当時ライバルと言われていたクライド・ドレクスラーを擁するブレイザーズに122-89で快勝し、2連覇に向けて好調な滑り出しを飾った。
豪華な顔ぶれが並ぶなか、唯一の現役選手であるレブロンは2018年のファイナルで、初戦から獅子奮迅の活躍でチームをけん引した。しかし、試合終了間際に同点であることに気づかなかったJR・スミスが、ドリブルで残り時間を消費。オーバータイムへ突入してしまったキャブズは、ここから4連敗を喫してウォリアーズの2連覇を見届けることとなった。
2003年、2度目の優勝を飾ることとなるダンカンは、攻防両面で存在感を示す。ファイナル第1戦の最多記録となる7ブロックをマークし、ネッツのフィールドゴールをわずか37パーセントに抑え込む原動力となった。
インサイドを支配したシャックは、2000年のファイナル初戦でペイサーズを粉砕し、自身初優勝へ向けて弾みをつけた。2連覇へ向けての戦いとなった2001年のファイナル第1戦でも、シャックは44得点20リバウンドと躍動。しかし、この試合ではアイバーソンがそれを上回る活躍を見せ、敵地での延長戦の末に勝利を収めた。シクサーズは連覇こそ阻めなかったが、プレーオフ無敗での優勝が目前に迫ったレイカーズに唯一の黒星を与えた。
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