2022.06.08

歴代のファイナルGAME1で躍動した選手たち…レブロンやシャックが驚異のスタッツを記録

2018年のファイナルで驚異的なスタッツを残したレブロン[写真]=Getty Images
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 75周年を迎えたNBAの2021-22シーズンも佳境を迎え、ゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスがファイナルでの激闘を演じている。そんななか、現地メディア『ESPN』のケビン・ペルトン氏は、歴代NBAファイナルの各試合で活躍した選手を振り返る記事を投稿した。

 ペルトン氏はファイナルのGAME1に絞り、第1戦で活躍した5つのポジションの選手と、そこに惜しくも漏れた6人目の選手(シックスマン)の計6名を選出。大舞台で活躍した選手たちで構成された『オールタイムGAME1チーム』として紹介している。

 シリーズを占うファイナル第1戦で躍動した選手たちは以下の通りだ。

『オールタイムGAME1チーム』

※()は当時の在籍チーム

■ポイントガード:ジェリー・ウエスト(レイカーズ)
【1969年】ロサンゼルス・レイカーズ vs ボストン・セルティックス
主なスタッツ:53得点10アシスト、フィールドゴールは41本中21本成功

■シューティングガードマイケル・ジョーダン(ブルズ)
【1992年】シカゴ・ブルズ vs ポートランド・トレイルブレイザーズ
主なスタッツ:34分出場で39得点11アシスト、3ポイントは10本中6本成功

■スモールフォワードレブロン・ジェームズ(キャブズ)
【2018年】クリーブランド・キャバリアーズ vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ
主なスタッツ:51得点8リバウンド8アシスト、フィールドゴールは32本中19本成功

■パワーフォワード:ティム・ダンカン(スパーズ)
【2003年】サンアントニオ・スパーズ vs ニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)
主なスタッツ:32得点20リバウンド6アシスト7ブロック、フィールドゴールは17本中11本成功

■センター:シャキール・オニール(レイカーズ)
【2000年】ロサンゼルス・レイカーズ vs インディアナ・ペイサーズ
主なスタッツ:43得点19リバウンド、フィールドゴールは31本中21本成功

■シックスマン:アレン・アイバーソン(シクサーズ)
【2001年】フィラデルフィア・セブンティシクサーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ
主なスタッツ:48得点6アシスト5スティール

 ウエストは1969年に、ファイナル第1戦の最多記録となる53得点をマーク。セルティックスとのシリーズには敗れたものの、敗戦チームからファイナルMVPに選出された史上唯一の選手となった。

 1992年のファイナル初戦では、ジョーダンが前半だけで35得点を量産。当時ライバルと言われていたクライド・ドレクスラーを擁するブレイザーズに122-89で快勝し、2連覇に向けて好調な滑り出しを飾った。

 豪華な顔ぶれが並ぶなか、唯一の現役選手であるレブロンは2018年のファイナルで、初戦から獅子奮迅の活躍でチームをけん引した。しかし、試合終了間際に同点であることに気づかなかったJR・スミスが、ドリブルで残り時間を消費。オーバータイムへ突入してしまったキャブズは、ここから4連敗を喫してウォリアーズの2連覇を見届けることとなった。

オフェンスリバウンドを奪ったスミスは勝ち越している状況だと思い、貴重な時間を消費してしまった[写真]=Getty Images

 2003年、2度目の優勝を飾ることとなるダンカンは、攻防両面で存在感を示す。ファイナル第1戦の最多記録となる7ブロックをマークし、ネッツのフィールドゴールをわずか37パーセントに抑え込む原動力となった。

 インサイドを支配したシャックは、2000年のファイナル初戦でペイサーズを粉砕し、自身初優勝へ向けて弾みをつけた。2連覇へ向けての戦いとなった2001年のファイナル第1戦でも、シャックは44得点20リバウンドと躍動。しかし、この試合ではアイバーソンがそれを上回る活躍を見せ、敵地での延長戦の末に勝利を収めた。シクサーズは連覇こそ阻めなかったが、プレーオフ無敗での優勝が目前に迫ったレイカーズに唯一の黒星を与えた。

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