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10月5日(現地時間4日、日付は以下同)。ニューオーリンズ・ペリカンズが2022-23のプレシーズン初戦として、敵地ユナイテッド・センターへ乗り込み、シカゴ・ブルズ相手に129-125で勝利を収めた。
勝利したペリカンズでは、デボンテ・グラハムが21得点5アシスト、ビリー・エルナンゴメスが15得点5リバウンド2スティール3ブロック、新人ダイソン・ダニエルズが15得点5リバウンド3スティール2ブロック、ジャクソン・ヘイズが14得点6リバウンド3アシストをマーク。
そしてこの試合で、昨季ケガのため全休していたザイオン・ウィリアムソンが待望のコート復帰。先発出場した22歳のフォワードは、プットバックで3ポイントプレーを決めると、ドライブから右ベースラインを駆け抜けて軽やかに空中へと舞い上がり、ボースハンドダンクを炸裂。
その後もドリブルでディフェンダーを交わしながらリングへ突進してレイアップ、ペイントエリアの密集地帯へ入り込んで4人のディフェンスを引き付けてから左コーナーへキックアウトしてCJ・マッカラムのコーナースリーをアシスト。リング下で一度はショットを落とすも、すぐさまオフェンシブ・リバウンドを奪って自らフォロー、カバーに入ってブロックショットを決めるなど、約15分の出場で13得点4リバウンドを残して勝利に貢献した。
昨オフの右足骨折から回復が遅れ、昨季チームがプレーイン・トーナメントを勝ち上がってプレーオフへ進出するなか、一度もコートに立てなかった男は、今夏にトレーナーと懸命にワークアウトをこなして良好なコンディションをキープ。「(その成果の)すべてを見せることはできなかった」とザイオンは切り出し、こう続けていた。
「けど、(コートの)感触をつかんでいるところなんだ。どこへアタックしていきたいかを選んでいた。でも僕が前回プレーした時とは違って、今は新たなチームなんだ。数人とのプレーを学んでいるところだよ。今日は(このメンバーと)うまくいった。残りのプレシーズンゲームでそれがうまくいけば、僕らはすごくいい状態になる気がしている」。
ザイオンが見せたプレーに、ウィリー・グリーンHC(ヘッドコーチ)はこのように話していた。
「彼は良かったし、向上し続けているよ。あれこそ、我々の知るZ(ザイオンの愛称)だ。彼は負けず嫌いでもあるからね。それに、15分で13得点、5リバウンドを残したようには見えないだろう。それがまさにフロアで見せる彼のプレーってやつなのさ」。
ペリカンズはプレシーズンで残り4試合組まれており、20日のブルックリン・ネッツ戦でレギュラーシーズンが開幕する。初戦で勝利を収めたチームが、残り4試合でさらにまとまっていくことができれば、開幕から好スタートを切ることができるかもしれない。
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