2022.09.21

昨季ケガで全休したザイオンが順調な仕上がり…コーチは「すばらしいシェイプにある」

昨年秋のメディアデイより[写真]=Getty Images
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 9月20日(現地時間19日、日付は以下同)。ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)のストレングス・コンディショニングコーチを務めるジャスパー・ビブスの記事が『The Athletic』へ公開された。

 昨年オフに右足を骨折したザイオンは、回復するまでに時間を要したことで昨季を全休。今夏にマックス額で延長契約を結び、今季は2シーズンぶりの出場を目指す。

 公称198センチ128キロのフォワードは、恐ろしいまでのフィジカルの強さと超人的な身体能力があり、NBAという世界最高のプロバスケットボールリーグでもペイントアタックから強引にショットをねじ込んでしまう。

 一昨季は61試合の出場で平均27.0得点7.2リバウンド3.7アシストにフィールドゴール成功率61.1パーセントを残してオールスターにも選ばれていることからもわかるとおり、“コートに立てば”リーグ有数の若手スターとしての活躍が期待できる。

 そんなザイオンの現状について、ビブスは「すばらしいシェイプにある」と切り出し、「彼は来る日も来る日も、ワークアウトへ取り組んでくれている。ここまでに彼が達成していることが本当に誇らしい。今の彼はこれまでで最も有能なアスリートなんだ」と称賛。

 今夏ザイオンは超高額契約にサインしたとはいえ、この延長契約ではケガを回避して良好なコンディションを維持させるべく、体重(ポンド)と体脂肪率(パーセント)の合計が295を上回ると保証されていた金額が減額されることになると地元メディア『nola.com』が7月末に報じており、今後のキャリアを考えるうえでコンディショニングが最も重要になってくる。

 ペリカンズの若き主砲はデューク大学時代が公称285ポンド(約129.3キロ)で、ペリカンズでは284ポンド(約128.8キロ)。だがこれまで下半身のケガに悩まされており、昨秋のトレーニングキャンプ時には300ポンド(約136.1キロ)以上のオーバーウェイトだった。

 だが今夏にザイオンがワークアウトへ取り組んでいることで、ビブスはこの男の身体組成が「ものすごく高いレベルまで向上した。それだけは言える」と自信を見せており、さらにこうも語っていた。

「この夏、我々はプランを提案したんだ。彼はそのプランをコミットしてくれた。我々はザイオンへ、個人として最高のシーズンを送ることだけでなく、彼のやることなすことがチームの勝利を助けるようにフォーカスしたかった。彼のサイズで最も爆発的なアスリートになるべく、もっと打たれ強く、かつ求められることに対して対処できるように引き上げたかったんだ」。

 近日スタートするトレーニングキャンプに向けて、順調な仕上がりと報じられたザイオン。この男が所属するペリカンズは、10月5日からプレシーズンゲームを5試合こなし、20日にブルックリン・ネッツとのレギュラーシーズン開幕戦を迎えることとなる。

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