2022.10.16

3度ダンクコンテスト王者に輝いたネイト・ロビンソンが腎不全と闘病中であると告白

小柄な体格ながら、ダンクコンテスト王者に3度輝いたロビンソン[写真]=Getty Images
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 10月16日(現地時間15日)、ニューヨーク・ニックスなどで活躍し、「NBAスラムダンクコンテスト」で3度王者に輝いたネイト・ロビンソンが腎不全と闘病していることが明かされた。現地記者のシャムズ・シャラニア氏などが伝えている。

 2005年のドラフトでフェニックス・サンズから21位指名を受け、その後ニックスでリーグデビューを果たしたロビンソン。175センチと小柄な体格ながら、持ち前の運動能力を武器にポイントゲッターとしてチームをけん引した。ニックスから離れたあとは、ボストン・セルティックス、シカゴ・ブルズなどでプレー。アメリカの3x3プロバスケットボールリーグ「BIG3」でも活躍するなど、度々話題に上がっていた。

 今回の報道について、ロビンソンは「4年前からこの症状と付き合っている」とすでに長い闘病生活であることを告白。同じ病気で苦しむ人たちに向けて、自身の存在が励みになってもらいたいと話している。

「私はコート上で声を張るプレーヤーではありませんでした。しかし、腎不全で苦しむ人たちを励まし、助けるときが来たと思っています。この発表が、私と同じような境遇にいる人々の助けとなることを願っています」

2006年、2009年、2010年のダンクコンテストで優勝したロビンソン[写真]=Getty Images

 直近では、「Dunk Dynasty」と呼ばれるアマチュアのダンクコンテストも立ち上げたロビンソン。バスケットボール以外にも、2020年にはボクシングでYouTuberのジェイク・ポール氏とも対戦するなど、その活動は幅広い。腎不全との“闘い”に勝利し、再び元気な姿を見せてくれることを願うばかりだ。