2022.11.16

リーグ最高勝率のセルティックス…MVPへの思いをエースが語る「ずっと僕の夢でした」

若きエースとしてセルティックスをけん引するテイタム[写真]=Getty Images
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 11月15日(現地時間14日)、ボストン・セルティックスのエースを務めるジェイソン・テイタムがシーズンMVP獲得への思いを語った。

 この日、セルティックスはオクラホマシティ・サンダーとの試合に126-122で勝利。ジェイレン・ブラウンが26得点6リバウンド6アシストを挙げると、テイタムは27得点10リバウンド3スティール3ブロックをマークし、二枚看板の活躍でチームは7連勝を飾った。

 この勝利により11勝3敗としたセルティックスは、開幕9連勝を飾ったものの、直近4試合で3敗を喫したミルウォーキー・バックスから、イースタン・カンファレンス首位の座を奪った。

テイタムは第4クォーターに10得点を挙げ、セルティックスを逆転勝利に導いた[写真]=Getty Images

 まだシーズン序盤とはいえ、リーグ最高勝率をマークしているチームのエースであるテイタムは、試合後の会見でMVPを獲得する可能性について問われた。「それはずっと僕の夢でした」とMVPへの思いを口にすると、「僕がMVPを獲得するかもしれないという考え自体が名誉なことです」と謙虚な姿勢を示した。

 しかし、24歳のエースは、自身のMVP獲得が今シーズンの目標ではないと明言。「この夏にずっと言ってきたことですが、僕の目標はファイナルの舞台に戻って、あの悔しい思いを払拭することです。その過程でチームが多くの試合に勝ち、僕自身も十分にプレーし、MVPを勝ち取ることができれば、それは夢の実現です」。

 昨シーズンは自身初のオールNBAファーストチーム入りを果たし、球団を12年ぶりのファイナルへと導くと、名実ともにリーグトップ選手の仲間入りを果たしたテイタム。今シーズンもここまでキャリアハイとなる平均31.9得点に加え、7.4リバウンド3.9アシストをマークしている。

 ところが、現在リーグには(16日時点)平均30得点を超える選手が8人もおり、テイタムは得点ランキングで3位となっている。リバウンドやアシストでも高い数字を残しているルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)や、チームの勝利も伴っているヤニス・アデトクンボ(バックス)など、今シーズンもMVP争いは激化することが予想される。

 MVPの獲得は、あくまで自身とチームの目標であるリーグ制覇への過程にすぎないというテイタム。セルティックスがこのままリーグ最高勝率でシーズンを終え、プレーオフのホームコートアドバンテージをつかむことができれば、エースのMVP獲得とチームのチャンピオンシップ獲得は現実的なものとなるはずだ。

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