2022.12.31

リーグベストの戦績を誇るセルティックス、ウィリアムズ三世は“チームファースト”を遂行

セルティックスの守護神ウィリアムズ三世[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスは、12月30日(現地時間29日、日付は以下同)にロサンゼルス・クリッパーズを116-110で下して4連勝。リーグベストの26勝10敗で2022年を終えた。

 チームはここまで、ジェイソン・テイタムが平均31.0得点8.1リバウンド4.0アシスト1.1スティール、ジェイレン・ブラウンが同27.0得点7.2リバウンド3.4アシスト1.2スティールと、両輪だけで平均58.0得点を稼ぎ出している。

 その周囲をマーカス・スマートマルコム・ブログドンデリック・ホワイトといったガード陣、アル・ホーフォード、グラント・ウィリアムズらビッグマン勢が固めており、ここまで上々の戦績を残していると言っていい。

 そんななか、9月に左ヒザの関節鏡手術を受けたことで開幕に出遅れたロバート・ウィリアムズ三世は、17日のオーランド・マジック戦で今シーズン初出場を飾り、ここまで6試合で平均18.8分8.3得点7.5リバウンド1.2アシスト1.2ブロックにフィールドゴール成功率80.8パーセントを記録。

 昨シーズンは出場した61試合すべてで先発センターを務め、平均29.6分10.0得点9.6リバウンド2.0アシスト2.2ブロックにフィールドゴール成功率73.6パーセントを残し、ゴールデンステイト・ウォリアーズとのNBAファイナルでもシリーズ平均26.3分7.5得点7.5リバウンド2.8ブロックにフィールドゴール成功率76.9パーセントと、自己最高のシーズンを送ってきた。

 だが今シーズンはいずれもベンチスタートで、プレータイムをはじめとするスタッツ全般がダウン。『The Ringer』によると、ウィリアムズ三世が出場した113分間で、セルティックスは122.5という驚異的なオフェンシブ・レーティングを残している。

 もっとも、セルティックスの守護神は、先発か控えかどうかにはこだわっていないと30日に『The Athletic』が報じている。

「なるようになるさ。けどこのチームには勝者が集まっている。そして僕らはチームファーストであることにプライドを持っている。僕はベンチからでもインパクトを残せるんだ」

 セルティックスは1月2日のデンバー・ナゲッツ戦を皮切りに、アウェー4連戦が組まれている。ウィリアムズ三世が攻防両面で見せるハッスルプレーの数々にも注目していきたい。

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