2022.06.10

第3戦でチームハイの+21を挙げたウィリアムズ三世「チームのために責任を果たす」

ゴール下で体を張り続けたウィリアムズ三世/写真はバックスとの第2戦[写真]=Getty Images
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 6月9日(現地時間8日)、NBAファイナルの第3戦を迎えたボストン・セルティックス。第3クォーターまでは拮抗した戦いが繰り広げられたが、最終クォーターで3ポイントシュートなどから徐々にリードを広げることに成功し、116-100でゴールデンステイト・ウォリアーズに勝利。セルティックスがシリーズを2-1とした。

 セルティックスはジェイソン・テイタムが26得点6リバウンド9アシスト、ジェイレン・ブラウンが27得点9リバウンド5アシスト、マーカス・スマートが24得点7リバウンド5アシストを記録するなど、主力陣がチームをけん引している。

 その一方で、チームでトップの+/-(その選手が出場している時間での得失点差)をマークしたのは、8得点10リバウンドのロバート・ウィリアムズ三世だ。激しいリバウンド争いに身を投じ、豪快なブロックもお見舞いするなどして実に+21を記録。その勇姿は球団ファンを大いに沸かせた。

 第3戦のあと、ウィリアムズ3世は「僕はただ、チームのために責任を果たそうとしている」と語り、3月末に左ヒザの半月板を損傷したことによる痛みを抱えながらコートに立っていると明かした。『NBA.com』が伝えている。

「ファイナルまで来たんだ。自分自身と話し合い、あの状況を乗り切った。この調子には満足している。ケガのことはシーズンが終わってから心配することになるけど、今はまだ戦ってる最中さ」

 同僚のスマートもウィリアムズ三世を心配しているが、「僕は常に”ロブ”と話している。傷ついていても、彼はチームを助けたいと思っている。特別なことを成すチャンスがここにはあるんだ。またファイナルに戻ってこられる保証はない」と、彼の覚悟をそばで感じているようだ。

「リスクを負ってプレーしてきた価値はあるよ」とも語ったウィリアムズ三世。第3戦と第4戦の間は1日と過酷なスケジュールなのは間違いないが、GAME4でも死力を尽くした戦いを見せてくれることを願うばかりだ。

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