2023.01.27

日本時間2月3日に発表されるリザーブ枠の有力選手は?/NBAオールスター2023

今季もMVP級の活躍を見せているエンビード[写真]=Getty Images
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 1月27日(現地時間26日、日付は以下同)。NBAは2月20日にユタ州ソルトレイクシティで行われる「NBAオールスターゲーム2023」のキャプテンとスターター枠に入った選手たちを発表した。

 キャプテンになったのは、ウェスタン・カンファレンスのファン投票でリーグトップの741万8116票を獲得したレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、イースタン・カンファレンスで1位の676万1032票を手にしたヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)。

 そしてウェストのスターター枠にはガードがステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)とルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)、フロントコートではレブロン、ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)、ザイオン・ウィリアムソン(ニューオーリンズ・ペリカンズ)。

 イーストのスターターではガードがカイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)とドノバン・ミッチェル(クリーブランド・キャバリアーズ)、フロントコートにはアデトクンボ、ケビン・デュラント(ネッツ)、ジェイソン・テイタム(ボストン・セルティックス)が名を連ねた。

 ただし、このメンバーはあくまでファン投票(50パーセント)、選手投票(25パーセント)、メディア投票(25パーセント)によって構成されたウェイトスコアで上位に入った結果によるもの。

 そのため、『TNT』でチャールズ・バークリー(元フェニックス・サンズほか)が「俺ならサボニスかマルッカネンにしていただろうな」と、ザイオンのスターター枠選出に疑問を口にしていたように、賛否両論があるセレクトがあることは否定できない。

 では、2月3日に各チームのヘッドコーチ(HC)投票によって各カンファレンスから7選手ずつ発表予定のリザーブ枠にはどんなメンバーが選ばれるのか。ここでは、カンファレンスごとにリザーブ入りが濃厚とされている選手たちを紹介していこう。
※チーム名は略称、成績はいずれも日本時間1月26日終了時点

NBAオールスターゲーム2023 リザーブ選出が濃厚な選手たち

■ウェスタン・カンファレンス編
シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(サンダー)
ジャ・モラント(グリズリーズ)
デイミアン・リラード(ブレイザーズ)
ドマンタス・サボニス(キングス)
ラウリ・マルッカネン(ジャズ)

超人的な身体能力を誇るモラント[写真]=Getty Images

■イースタン・カンファレンス編
タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)
ジェームズ・ハーデン(シクサーズ)
ジェイレン・ブラウン(セルティックス)
バム・アデバヨ(ヒート)
ジョエル・エンビード(シクサーズ)

リーグ有数の実力者たちが並ぶリザーブ候補

 ギルジャス・アレクサンダーはリーグ5位の平均30.8得点、リラードは同6位の平均30.1得点を残し、所属チームを引っ張るスコアリングガード。モラントはウェスト2位の31勝17敗を誇るグリズリーズをけん引している。

 また、サボニスはウェスト3位の27勝20敗と大躍進を遂げたキングスで主軸を務めており、ここまでリーグトップの平均12.4リバウンドにチームトップかつキャリアハイの7.3アシスト、さらには18.4得点という好成績。マルッカネンは自己最高の平均24.8得点でジャズのトップスコアラーとなって見事ブレイクした注目選手。

 イーストでは、平均20.2得点4.0リバウンド1.8スティールにリーグトップの10.2アシストを誇るハリバートン、リーグベストの戦績(35勝14敗)を誇るセルティックスでキャリアハイの平均26.9得点7.1リバウンドを記録するブラウン、シクサーズで平均21.5得点6.4リバウンド11.1アシスト(規定数未達)を残すハーデンがいる。

 ヒートのアデバヨは今シーズン、自己最多の平均21.6得点に10.2リバウンド3.0アシスト1.1スティールをマーク。そしてリーグ2位の平均33.4得点に9.8リバウンド4.1アシスト1.1スティール1.7ブロックを残すエンビードは、スターター入りに十二分に値する活躍と言っていい。

 現時点ではデュラントが右ヒザの内側側副靱帯を負傷のため戦線離脱しており、オールスターの出場が微妙。もし欠場となれば、イーストのフロントコート部門で4位のウェイトスコアを残したエンビードが代替でスターター枠に入る可能性が高い。次週に発表されるリザーブで、どの選手がオールスター入りを飾るのかは気になるところだ。