2023.06.05
1月21日(現地時間20日、日付は以下同)のインディアナ・ペイサーズ戦。デンバー・ナゲッツはホームのボール・アリーナで134-111と圧勝し、連勝を9へと伸ばした。
ナゲッツはニコラ・ヨキッチがハムストリングの張りにより欠場も、アーロン・ゴードンがゲームハイの28得点に5リバウンド6アシスト、マイケル・ポーターJr.が19得点8リバウンド、ジャマール・マレーがトリプルダブル(17得点10リバウンド14アシスト)に2スティール、ブルース・ブラウンが17得点4リバウンド5アシスト2スティールを残すなど、計6選手が2ケタ得点。
「僕らはすごくアンセルフィッシュなんだ。それに誰が点を重ねようと気にすることもない。自由にプレーしているってこと」とマレーが話したとおり、ナゲッツはチームとしての雰囲気も良く、ウェスタン・カンファレンス首位の33勝13敗を残している。
そのナゲッツで、自己最高級のシーズンを送っているのがゴードンだ。2021年3月のトレードでオーランド・マジックから加入した203センチ106キロのフォワードは、スターターとして攻防両面で活躍を続けている。
キャリア9年目、ナゲッツ在籍3年目の27歳は、今シーズンここまで41試合に出場して平均29.9分16.8得点6.7リバウンド2.6アシストをマーク。得点はナゲッツ加入後としては最多で、フィールドゴール成功率59.3パーセントはキャリアハイ。
そんなゴードンは、20日に『Sports Illustrated』へ公開された記事のなかで、自身の役割について「僕はコート上でいろんなことができるんだ。彼ら(チーム)はグルーガイ(潤滑油役)になれる誰かを必要としていた。僕は1番(ポイントカード)から5番(センター)までこなせる。それにグルーガイとしての役割を求められれば、それもこなせるのさ」と話していた。
ウェスト首位の座を堅持するナゲッツは、今年のオールスターゲームでヨキッチがスターター枠で選出されることが確実視されている。そしてヘッドコーチ(HC)投票で決まるリザーブ枠に、マレーとゴードンが選ばれる可能性がある。
するとゴードンは「もし僕がオールスター入りすれば、ダンクコンテストもやってみせるよ」と発言。マジック時代、ゴードンは2016、2017、2020年にオールスターのスラムダンクコンテストへ出場しており、特に2016年はミネソタ・ティンバーウルブズのザック・ラビーン(現シカゴ・ブルズ)と過去最高級の決勝を演じて世界中を沸かせた。
今年のダンクコンテスト出場が予想されているのはシェイドン・シャープ(ポートランド・トレイルブレイザーズ)、ケニョン・マーティンJr.(ヒューストン・ロケッツ)、マック・マクラング(デラウェア・ブルーコーツ/Gリーグ)の3選手。
ここにゴードンが加わるならば、さらに大きな盛り上がりを見せるに違いない。昨年のクリスマスゲームで、ゴードンは豪快なダンクを何本も炸裂させており、その破壊力は健在。もしオールスター本戦への出場が決まれば、4度目の挑戦が実現することになりそうだ。
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