2023.06.21

ドマンタス・サボニスのワールドカップ出場は微妙…リトアニア代表指揮官が現状を語る

今季キングスで素晴らしいシーズンを送ったサボニス[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 8月25日から幕を開ける「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」は、グループフェーズのファーストラウンドとセカンドラウンドがマニラ(フィリピン)、沖縄(日本)、ジャカルタ(インドネシア)の3カ国で開催される。

 FIBAランキング8位のリトアニア代表は、グループDに入っており、グループフェーズではマニラでエジプト(同55位)、メキシコ(同31位)、モンテネグロ(同18位)と対決することとなる。

 ただ、今夏のワールドカップではサクラメント・キングスの主軸として自己最高級のシーズンを送ったドマンタス・サボニスが出場する可能性は低いようだ。

 先日、ジャルギリスのポッドキャスト番組へ出演したリトアニア代表のカジース・マクスヴィーティスHC(ヘッドコーチ)は「我々はみんな、ドマンタスがプレーしてくれることを望んでいる」と切り出すも、このように続けていた。

「しかしながら、(彼をプレーから阻むかもしれない)妥当な理由があることも理解している。もし今日の時点で彼がプレーするチャンスを言うとすれば、それは50パーセント未満だろう」

 サボニスは同代表として「FIBAユーロバスケット2022」や「FIBAワールドカップ2019」、2016年の「リオデジャネイロ・オリンピック」に出場してきた実績を誇る211センチ108キロのビッグマン。

 今シーズンはキングスのプレーオフ出場に大きく貢献し、平均19.1得点12.3リバウンド7.3アシストにフィールドゴール成功率61.5パーセントを記録。平均リバウンド数はリーグトップで、アシスト数はチームトップ、ダブルダブルでは堂々リーグトップの65回、トリプルダブルでもリーグ2位の14回をマーク。

 ゴールデンステイト・ウォリアーズとのプレーオフ1回戦に3勝4敗で敗れたものの、サボニスはシリーズ平均16.4得点11.0リバウンド4.7アシスト1.4スティールと奮戦し、自身3度目のオールスター選出、そしてオールNBAサードチームに名を連ねた。

 ワールドカップ開幕まで約2カ月。リトアニア代表の指揮官は「それでも、望みがある限り、我々は彼がこのチームの一員として参加してくれると信じている」と話していたことから、サボニスがワールドカップに出場する可能性は決してゼロではないようだ。

BASKETBALLKING VIDEO