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今シーズン、サクラメント・キングスはウェスタン・カンファレンス3位の48勝34敗でレギュラーシーズンを終え、2006年以来、17年ぶりのプレーオフ出場を飾った。
プレーオフのファーストラウンドの相手は昨シーズンの王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ。プレーオフ経験が少ないキングスで、今年のプレーオフ開幕前の時点で64試合の出場を果たしていたのがハリソン・バーンズ。
2012年のドラフト1巡目7位でウォリアーズから指名されたバーンズは、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンらとともにウォリアーズで主力の一角を務め、2015年に優勝、翌2016年もNBAファイナルまで勝ち上がり、大舞台を経験してきた。
キングスというチームで最も長いNBAキャリア(10年)を誇る30歳のフォワードは、2016年以来のプレーオフとなった今年もここまで2試合を終えてチーム4位の平均13.0得点に6.5リバウンド1.5アシスト3.0スティールを記録。
ホームのゴールデン1・センターで2連勝を飾ったキングスでは、ディアロン・フォックスやドマンタス・サボニス、マリーク・モンクが大暴れを見せているのだが、バーンズも第1戦の第4クォーター残り2分35秒にリードを6点へ広げる3ポイントシュート、第2戦では第4クォーター残り5分32秒にカリーのショットで同点に追いつかれた直後にフォックスのアシストからダンクをたたき込み、その後もショートジャンパーやフックショットを決めて勝利に貢献している。
4月21日(現地時間20日、日付は以下同)に現地メディア『Andscape』へ公開された記事のなかで、バーンズはキングスのリーダー格としてこんな言葉を残している。
「スクリーンをセットして、それを遂行すること。5度や6度、7度も対戦すれば、リラックスしたり油断してしまうことだってある。『そうか。これはまた新たな試合なんだ』と思えてしまうんだ。
けど僕らには第1戦でみんなが騒ぎ立てるなかでも同じエナジーがあった。それは第3戦や第4、5、あるいは6戦の勝負どころでも必要になってくる。僕らは今シーズン、プレーオフについて話した時、自分たちがこの場にいることができてハッピーだと見られるようなチームにはなりたくなかった。
もちろん、ファンや組織にとってはプレーオフに出場できるんだから特別な瞬間さ。でも同時に、僕らはどのチームよりもいい気がしている」
キングスとウォリアーズによるシリーズは、会場をチェイス・センターへ移動して21日に第3戦が行われる。2連勝で波に乗るキングスが、ホームで絶対的な自信を持つ王者を相手に勝利することができるか必見だ。
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