2023.09.20

シクサーズのニック・ナース新HCが今季のチームを語る…「エンビードをより多くの試合に出す予定」

シクサーズに新HCとして加入したニック・ナース[写真]=Getty Images
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 昨シーズン終了後にドック・リバースをヘッドコーチから解任し、リーグ制覇に向けて再度出発するフィラデルフィア・セブンティシクサーズ。長年トロント・ラプターズでコーチを務め、新たにシクサーズの指揮官に迎えられたニック・ナースが、9月19日(現地時間18日)に現地メディア『Sixers Wire』のインタビューに応じた。

 ミュージシャンの友人、マックス・カーマンとともにインタビューの時間を過ごしたナースHC。前半では自身の音楽の趣味やギターの腕前などを語り、後半ではバスケットボールの話題に。フォワードのトバイアス・ハリスについて、彼をどのように起用するのかを問われた新指揮官は、「柔軟に役割を変えていく」と語った。

「“今やってほしいこと”を彼には少しお願いすると思う。彼にはできるプレーがたくさんあって、それに落ち着いている。ジェームズ(・ハーデン)やジョエル(・エンビード)がいれば、オープンな3ポイントシュートが打てるだろう。まずは彼らのマインドをすっきりさせて、それに取り組んでみたい」

 また、主力選手を意図的に休ませるロードマネジメントについて、リーグが新たに制限を定めようとしている件について「観客はお金を払っているのだから、スター選手にはもちろん出場してほしい」と肯定的な意見。この流れを踏まえ、大黒柱のエンビードを今シーズンはより長くプレーさせる予定だという。

「我々は、彼をもっと多くの試合に出そうとしている。目標は彼をプレーオフでプレーさせること。彼ならできると信じている」

 そしてラプターズ時代に指導経験のあるベテラン、PJ・タッカーを“スペシャリスト”と高く評価したナースHC。「タフであることだけを売りにしている選手はそうそういない」と語りつつ、持ち味のディフェンスやコーナーからの長距離砲でチームに貢献してもらいたいと考えているようだ。

 直近の3シーズンはすべてカンファレンス・セミファイナルで敗退と、なかなかチャンピオンまで手が届いていないシクサーズ。優勝を知るナースHCのもと、今シーズンこそは古豪復活の優勝を成し遂げてもらいたい。

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